先日、ショッピングモールで家族が買い物をしている間、少し時間つぶしをしようと思ってモール内の自転車店をぶらぶら。ロードバイクのコーナーで店員さんとちょっと立ち話をしました。

初めて見る店員さんで、特に売り込んでくることもなく、プライベートでも自転車が大好きな方のようでした。

「ロードバイクって、どこで買うのがいいでしょうね。最近ネットで安い自転車を見かけますけど、そいうのを買って、こちらで調整してもらうことは可能ですか?」 

と聞くと、

「大丈夫ですよ。調整させてもらいます。でも・・・」

こちらの店で買ってくださいという意味ではないですが、と断った上で、

ネットで購入するのはリスクがともないますから、よっぽど自転車について詳しいならともかく、一般の方は注意してください

とのこと。

「ほうほう、詳しく教えてくださいますか?」といろいろお話を聞かせてもらいました。自転車店の店員さんというより、自転車乗りの先輩にインタビューする感じで。

以下の内容はその時のお話を元に、自分でリサーチしたことも含めてまとめたものです。
自転車のネット購入に関心をお持ちの方、是非おつきあいください。


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ネット通販のメリット/デメリット

今の世の中、ネット通販を利用するのは本当に当たり前のことになりましたね。買えないものがないくらい。便利で、しかも安いものが多いなど、様々なメリットがあります。

しかし、やはりデメリットもあるわけで。。。
自転車のネット通販にフォーカスしつつ、それぞれチェックしてみましょう。

メリット

メリットとして以下の点が挙げられます。

  • 価格が安い
  • 自宅に届く
  • オリジナルで個性的な自転車が手に入る
  • WEBサイトには情報が豊富


価格が安い
なんといっても価格が安いことが一番のメリットではないでしょうか。販売サイトには「激安」というワードが踊ってます。

自宅に届く
そして、これも有難い。

リアル店舗で購入した場合は、そこから新車に乗って帰るか、自家用車で載せて帰るぐらいしかないと思います。

しかし、もちろん新しい自転車には乗り馴れていないし、いきなり車道を走ることは不安でしょう。夜だったりするとなおさら怖い。

自転車を乗せられるようなクルマを持ってない人だっている。こうした心配がないのも通販の大きなメリットです。

オリジナルで個性的な自転車が手に入る
人とはちょっと違った自転車に乗りたい!というニーズはやっぱりありますよね。それもまた、様々なパーツを組み合わせる「アセンブリ製品」である自転車の、一つの楽しみ方だと思います。

ネットショップによっては、ある程度自由にパーツの組み合わせを選べて、オリジナルの自転車を組み上げたり、好きな色をオーダーできることをウリにしているところもあります。

WEBサイトには情報が豊富
また、サイトの情報が豊富で、お店までいかなくても24時間いつでもパソコン上で検討することができます。パソコン上で着せ替え人形のようにいろんな色の組み合わせをシミュレーションできたりするところもあり、かなり楽しいんですよ、これが。

このような利便性の高さもユーザーにとって非常に魅力的と言えるでしょう。

デメリット

対して通販のデメリットとしては

  • 完全に組みあがっていなくて納品される場合がある
  • 不適切なパーツがついていている場合がある
  • 最終調整やアフターケアは自分の責任で


完全に組みあがっていなくて納品される場合がある
通販では、組み立てや調整などの手間を省いたり、輸送を簡単にすることでコストを下げている面があり、完全に組みあがっていない状態で送られてくるケースがあります。少なくとも、購入前にどんな荷姿で送られてくるのか確認するのがよいと思います。

ペダルが取り付けされていなくて、新たに工具を買うはめになったとかはよく聞く話です。

普通は組み立て用の説明書が付いてくると思います。しかし日本語じゃなかったり、初心者には理解できなかったりして、結局リアル店舗に泣き付いてくる人もいるそうです。

不適切なパーツがついていている場合がある
また、ショップでアセンブリするオリジナル自転車ですと、場合によっては安く粗悪な部品が付いていることがあります。悪気がなくても、単純な間違いで不適切な部品が付いている場合もあり得ます。(出荷チェックに十分なコストがかけられないという面もあろうかと思います)

自転車に詳しい人ならば、そうした問題があってもクレームを出すことができます。知識というバックボーンがあればタフな交渉もできるでしょう。

しかし、初心者ですと、その部品が不適切かどうかすらわからないことが殆どではないでしょうか。ヘンだなと思ったとしても、いまいち自信がないからクレームとして強く主張することなんてできないですよね。

最終調整やアフターケアは自分の責任で
仮に送られてきた製品が完璧だったとしても、最終的な調整やアフターケアについては、どうしても自分で都合をつける必要があります。

例えば、自分の体格に合わせてサドルの高さや位置などを調整することが必要です。数ヶ月走った後で、ブレーキや変速機のワイヤーが落ち着いたところで調整することも必要です。

調整以外にも、自転車に乗るにあたってのもろもろの注意事項というかアドバイスも受けられません。本当の初心者ですと、基本的なタイヤの空気の入れ方から、???な状況になりかねませんからね(・・・私です)。


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ネット通販を補完するものとしてリアル店舗の利用

上記のようなデメリットを補完するものとして、近くにいるプロ(=リアル店舗)の助けを借りることを考えてみましょう。

他店で購入した自転車を持ち込んでよいのか?


他店で購入した自転車だと、調整や修理などをしないというポリシーの自転車屋さんもありますね。我々ユーザーとしても、確かになんとなく気が引けて遠慮してしまう面がありますし、工賃をふっかけられるんじゃないかと疑心暗鬼になってしまう面もありますね。

ユーザーとしては、そんな囲い込みのようなことをしないで、他店舗で購入した自転車でも同じく見てよ~と思いますが、以下のような事情もあるようです。

  • 工賃にならないサービスを当然のように求められても困る
  • あまりに粗悪な自転車だと修理後の保証ができない
  • アフターケアも含めて新車販売している


好意として無料で空気入れを貸してくれるお店もありますが、そのような軽微で工賃にならない「サービス」を当然のように求めたりするのはやはりマナー違反でしょう。

粗悪なパーツが使われていれば、良心的なお店であれば交換を勧めると思いますが、安い自転車を買う人ほど、「安い自転車なのだから、修理にそんなにお金がかかるなんて納得できない」といった不条理なクレームを言うことがあるそうです(汗)。そうなると保証できない→対応しないということに。

また、街の自転車屋さんの死活問題として、ネットやホームセンターであまりに安い自転車が売られるようになって、新車の販売が伸びないという事情もあります。

それに対抗するために、アフターケアを手厚くすることで販売を獲得しようとすることもあるそうです。そうなれば、やはり他店の自転車と自店で購入してもらった自転車とで、サービスで差をつけざるを得ないでしょう。

最近の自転車修理事情は変わってきた気がする

ただ、最近では、そういったしばりが無くなってきたように感じます。

チェーン店やホームセンターでの量販店で、修理に対して明確な費用が細かく設定され、どこで購入した自転車でも公平に親身に対応してくれるところが増えてきました。

「公平」となれば、逆に購入店舗としての「特別な」サービスは無くなることになります。それに対しては別途、購入時のオプションとして「アフターサービスのパック」をつけることができます。自分で調整等できる人はオプション無しにすれば、その分安あがりになりますね。とても明快です。

■ 新車購入時のアフターサービスパックの例

イオンバイク: 

自転車あんしんパック

サイクルベースあさひ: 

サイクルメイト

※ちなみに、イオンバイクの場合、「自転車あんしんパック」の有無に関わらず、初期点検は4ヶ月以内に限り1回のみ無料でやってくれます。

このように、修理の依頼先として、

  • どこで買ったかということに縛られない
  • 高い技術と丁寧な対応を提供するショップが選ばれる
  • 適切な対価が支払われる

というのは時代の流れなのかなと思います。

特に、購入先の店舗が閉店してしまった人や、引っ越しなどによって店舗と縁が切れてしまった人にとっては、とてもありがたいことだと思います。

通販で購入した自転車をリアル店舗に持ち込む

さてと、前置きが長くなりました。

通販で購入したものでも、こうした店舗で相談することが可能です。

たとえば、リアル店舗チェーンのサイクルベースあさひや、イオンバイクでは、通販で購入した自転車でも調整を引き受けてくれるそうです。

困った場合は、とりあえず問合せしてみましょう。


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実は冒頭の店員さんストーリーは近所のイオンバイクでの話でした。

この店舗では、すでに組みあがっている製品の場合、車体を持ち込むと1600円(税別。2017年3月頃時点)で調整してくれるとのこと。ただし組みあがっていない分はその分の費用が加算されます。


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イオンバイク

私の場合

7-8年前、リアル店舗で購入しました。通販で購入することも考えましたが、やはり対面で相談しながら決めたいなと思ったからです。

私の自転車は、tokyobike の SPORT 9S というクロスバイクです。長らく販売されている定番車種の1つです。

Tokyobikeはネット通販も行っていますが、リアル店舗の取扱店(日本全国に約200店舗)を通じて購入することが可能です。

私は千葉そごう百貨店内の「OSHMAN’S 千葉店」で購入しました(現在は閉店してます)。

まず、ネット情報で2車種に絞り込んでからお店に行きました。実際に店頭で試乗したり、販売員さんといろいろ話をする中で最終判断をしました。色も実物を見て決めました。

身長別にフレームサイズの基準値というのがあります。たとえば、現在のSPORT 9Sのサイトを見ると、以下のように3つに区分されています。

  • Sサイズ(C-T 47cm) : 適応身長150〜165cm
  • Mサイズ(C-T 53cm) : 適応身長165〜175cm
  • Lサイズ(C-T 57ccm) : 適応身長175〜185cm

私の身長は175cmなので、カタログ上はMかLか分かれるところですが、これは実車にまたがってみて、フィーリングがあう、Mに決めました。

結構悩んだので、多分、Lの方でも馴れれば問題はなかったと思います。いずれにしろ、納得するまで実車を乗り比べて選ぶことができるのはリアル店舗の大きなメリットだと思います。

実車の納品は確か1-2週間後だったと思います。納品日にお店に行くと、セッティングはほぼ完了していて、最終的なサドルの位置調整(高さ、前後、角度)などをしてもらいました

仏式バルブは初めてだったので、専用の空気入れを購入し、使い方を教えてもらいました。標準ではスタンドが付いていないので、オプションで付けてもらいました。

そのまま、新車に乗って帰ったんですが、夜だったし、やはり乗り慣れてないので、めちゃくちゃ怖かったことを覚えています。

購入後の1か月点検はしてもらいましたが、その後、この店舗は閉店してしまいました。現在は困ったことがあれば近所のリアル店舗で見てもらっています。親切・丁寧で大変お世話になっております。


最後に

確かにネット通販は安い価格が魅力的ですし、量販車にはないオリジナルなものをオーダーできるところもあります。

しかし過度な激安には理由がありますし、たとえ良心的なネットショップだったとしても偶発的なトラブルが無いとは限りません。初心者の方は特に注意が必要です。

組み立てや調整などは、近くのリアル店舗でお願いする方法もあります。ネット通販のメリットを活かしつつ、リアル店舗のサービスもうまく活用していけるといいですね。

ただし、あくまでも近所のお店にお願いできるのは調整や修理です。通販店舗に対するクレーム・交渉などはやってくれませんので、自分で何とかするしかありません。そうしたリスクは理解しておくべきです。


冒頭の店員さんが言っていたように、特に初心者さんの場合は、私もリアル店舗での購入をおすすめします。

あれやこれや相談しながら、自分に合った一台を購入される方が、最初の段階でつまずくことも少なく、いろんな意味で安心です。購入価格だけでなく長い目で見たメリットがあるのではないかと思います。


今回は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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