某ドラマにあやかろうという魂胆がみえみえの安易なタイトルですみません。

パンクにははいろんな原因があります。

不運にも路上に落ちている小さなガラス片やとがった小石などを踏んでしまうのは確かに不可抗力です。しかし、日頃の心がけ次第である程度、予防できる要因もあります。

今回は、体育会系の自転車部だったら、先輩に「日頃からちゃんと注意してないからだろ。サイクリストの恥だぞ!」と怒られそうなものを見ていきたいと思います。

その前に、まずはパンクで役に立つことから取り上げてみたいと思います。(参考となる動画もご紹介しています)。




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パンクで「役に立つ」ことって?

もうお分かりと思いますが

パンクを自分で修理できること。

趣味で自転車に乗られる方や通勤に使う人にとっては当たり前ですが、そこまで自転車に乗らない人でも、パンクの直し方は覚えておいて損はないと思います。どこのご家庭でも自転車の1台や2台はあるでしょうから。

技術的にはさほど難しいものではありません。何事も経験ですからもし今度パンク修理の機会があれば自分でやってみましょう。必要なツールは100円ショップで売ってるパンク修理キットで大丈夫です。

パンク修理をDIYできれば、修理費を節約できます。イオンバイクの場合、パンク修理1箇所で料金は800円です(税別/2017年2月現在)。リム打ちパンクだとチューブ交換になる可能性もあり、そうなるともっとかかります。

* * * *
次は、さすがプロ!迷いがない!という感じのパンク修理の動画です(約6分半)。
DIYではもちろんここまで神速でやる必要はないですが、作業の流れは大変参考になります。


以上は 「パンクになっちゃった場合に」役に立つことです。

一方で「パンクそのもの」が役に立つこともあるかもしれません。不幸を喜びに変えるとでもいいましょうか。

まずお父さん。
ご家族の自転車のパンクを直してあげれば「さすがお父さん」と株が上がります。親子でいっしょにパンク修理するのもいいコミュニケーションの機会になるでしょう。小さいお子さんだったら特にチューブを水の中に入れて泡で穴をみつけるところなんか、興味深々だと思います。

それから男子!
自転車通学の女子のパンクを直してあげればそこから恋が生まれるかも。(かといって好きな子の自転車をワザとパンクさせるのは厳禁)


* * * * 
では次のパートからは、「パンクの恥」の部分を取り上げてみます。

パンクの原因の中から、日頃の心がけによって予防できることを見ていきましょう。


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路上の障害物によるパンク

まず一番大きなパンクの原因といえば路上の障害物ですね。

鋭利なゴミ
小さなガラス片や小石なんかは走行中に避けきれるものではありませんが、ガラスが割れて散乱しているようなところははっきりわかりますからできるだけ路面にも注意して走行しましょう。

また小石が多いような荒れた道路より、多少遠回りでもお上品なルートがあればできればそちらを選ぶ方が良いでしょう。

雨が降ると、いろんなゴミなどが流されてきているかもしれないので、雨が降った次の日などは注意しましょう

ところで、冒頭のアイキャッチ画像はウチの子が見事な(?)パンクをしたときのものです。
クギ。
こんなすごいものが突き刺さることもあるんですね。最初見たときには思わず笑ってしまいました。でもこれ、ランニングなどしてて足で踏んでたら大けがしてたかもしれませんね。いや、自転車でよかったかも・・・


段差
段差にぶつかると、タイヤのリムが底付きしてチューブに並行する2か所の筋のような亀裂が入りパンクすることがあります。一般にリム打ちパンクとかスネークバイト(蛇に2本の牙で噛まれたような跡に似ているため)などと呼ばれるものです。

典型的な要因としてはタイヤの空気圧不足です。空気圧が低いほど、ちょとした段差でもパンクしやすくなります。空気圧を適正に保つことはパンク防止のためにもっとも重要なお作法といえるでしょう。特にロードバイクのように細いタイヤはちょっとした衝撃でもパンクしやすいので空気圧を高めにしておく必要があります。

空気圧が適切でも、段差や障害物が大きかったり、ぶつかる衝撃(スピード)が大きい場合はやはりパンクしてしまいます。

大きな障害物ならちゃんと前方を注意してよけろ、という話にもなります。特に通勤等で決まったコースを走る場合は、ヤバい段差など障害物があるところは日頃からチェックしておき、注意して通行するようにしましょう。

段差や道路のくぼみまで一つ一つ覚えていなくても、次の交差点過ぎたあたりは確かヤバい場所があったはずだから気を付けよう・・ぐらいのことでもだいぶ違うと思います。

それから乗り方ですね。
避けられない段差がある場合、サスペンションのついているマウンテンバイクだと小さい段差ならそのままサスペンションが吸収してくれるし大きいのはサスペンションを利用してジャンプすることもできますね。

サスペンションがない自転車の場合は、できるだけスピードを落とし、タイミングを合わせて荷重を抜く。つまり、タイミングを計って前輪に対してはハンドルを引き上げること、後輪に対しては腰を浮かせ、ひざのクッションを使って加重を抜くということです。

バニーホップとか言う荒業もありますが、ヘタがやるとペダルから足が外れたりしてコケる恐れも出てきます(経験あり)。

劣化によるパンク

タイヤ、チューブ、リムテープ、そして虫ゴムなど、タイヤ周りにはゴム製品が多く使われています。
ゴム製品はどうしても経年劣化が避けられません。とはいえ明確な有効期限などはないですし、車検もないので、ついつい破たんするまでそのままにしてしまいがちです。

転ばぬ先の杖です。

年月の経過や走行距離によって徐々にパンクのリスクが高くなっていきますから、頃合いを見ていさぎよく交換するように意識していきましょう。

タイヤ
地面に接するものだけに丈夫に作られていますが、距離の目安として3,000キロぐらいが替え時といわれています。
少なくとも溝がなくなるまで乗ったら勘弁してあげましょう。タイヤが薄くなればパンクの可能性が増しますし、グリップ性能も落ちてきます。

チューブ
古くなれば柔軟性がなくなってきてパンクしやすくなります。特にバルブ周辺が傷みやすいです。またパンク修理したとしてもしょせんゴムが破れてて接着剤でくっついている状態なので空気が漏れるリスクが高まります。

特に細いチューブは高圧にする必要がありますので条件が厳しくなります。修理したとしてもパンクしたチューブはできるだけ早いタイミングで交換するようにしましょう。ロードバイクで細いタイヤを使っている人の中にはパンクしたら即チューブを使い捨てしている方もいるようです。

私は25mmのタイヤを使っています。もったいないのでパンクで即チューブ廃棄とはしていませんが、目安として3回目のパンクをしたら交換するようにしています。それ以上になると乗り心地にも影響がでてくるような気もしますので(タイヤの回転によってパッチを充てた箇所の感触が伝わってくる・・気がする)。

昨日はちゃんと乗れたのに次の日の朝乗ろうとしたらパンクしてたことはありませんか?
私もこうなった時、いつパンクしたんだろう?と不思議に思いました。夜中に自宅の駐輪場に誰か忍び込んでパンクさせたのかと真剣に考えてました。

こうしたパンクはいわゆるスローパンクである可能性が高いです。
目に見えないほどの小さな穴から、空気が一晩あるいは数日かけて抜けていくのです。

スローパンクの原因としてよくあるのが次のようなものです。
  • 尖ったガラス片等で小さな穴が開いた
  • チューブの経年劣化
  • バルブ部分(虫ゴムなど)の劣化


直しても直してもスローパンクが次々起こるようならもうチューブの寿命でしょう。交換してしまいましょう。

リムテープ
リムテープとは何ぞや?と思う方もいるかと思います。

チューブはタイヤ側とリム側に接しているが、リム側のスポークなどの突起物で穴が開きパンクを起こす場合がある。これを防ぐため、リム側にはリムテープ(「リムフラップ」「ふんどし」とも呼ばれる)を張りパンクを防止する。
(引用:wilipedia

私も偉そうなことは言えません。実は恥ずかしながらリムテープをちゃんと意識したことがなく、その重要性を知ったのは今回の記事の下調べを通してです。なのでまだ一度も交換したことがありません。

いろいろ調べてみますと、1年ごとに交換する必要があるという情報やもっと使えるという情報もあります。ただリムテープの劣化がパンクにつながってしまう重要なものであるという情報は共通しています。

そんなに高いものじゃないので、次回からはタイヤを交換するときに一緒にリムテープも交換しておこうと思っています。

虫ゴム
ママチャリを中心に最も普及している英式バルブには虫ゴムというパーツが使われています。
これが劣化するとすぐに空気が抜けてしまいます。コストがほとんどかからないものなので、パンクごとあるいは1年ごとに定期的に交換しておけば、劣化によるトラブルはほとんど防げるでしょう。

パンク修理時の過失による新たなパンク

せっかくパンク修理をしたのに処理が適切でなくて新たなパンクのタネを作ってしまう場合があります。

パンクの原因をちゃんとつぶしているか
パンクの原因となったガラス片や小石などがタイヤに刺さったままの時がありますので、パンク修理をした際にはチェックをして取り除くようにしましょう。

また、タイヤの中に小石などのゴミが入っていればそれが原因となってあらたなパンクを起こす恐れがありますのでこれも取り除いておきます。

リムにタイヤをはめる際、チューブが挟まっていないか
チューブがリムとタイヤのビード部との間に挟まってしまう場合があります。挟まったままの状態で空気を入れるとパンクします。

ビード部の中にしっかりチューブを入れてタイヤをはめるようにし、さらに少し空気をいれてタイヤをもむようにすれば挟まることは防げます。

バルブが傾いていないか
バルブが傾いていると、チューブのバルブ周辺の部分に負担がかかって劣化が進行しやすくなります。チューブの位置をセットする際にちゃんとタイヤ円周に対してバルブが直角となるように注意します。

ビード部をはめるときにチューブを傷付けていないか
タイヤレバーを入れてビード部をはめるときにはチューブを挟んで傷つけないように注意します。


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日頃の点検不足からパンク

日頃の点検不足からパンクにつながることもあります。(走り始める前のチェックについては別記事「自転車通勤で走り出す前に確認すべきこと」でも触れてます)

空気圧は適切か
最初の「障害物によるパンク」の項目でも述べたように、タイヤの空気圧を適正に保つことがパンク防止の一丁目一番地です。空気圧が低くならないよう注意することはもちろん、逆に空気を入れすぎてバーストさせないよう注意しましょう。

走り始める前にはタイヤを指で触って空気圧を確認する習慣をつけるとよいと思います。
また、タイヤが細いロードバイクやクロスバイクの場合は空気を高圧にしておく必要がありますので、1~2週間ごとに空気を入れるようにしましょう。

ブレーキシューがタイヤの側面を引きずっていないか
タイヤの側面が破れてそこからパンクします。(実体験あり)

バルブのネジが緩んでいないか
ネジをきちんとしめ、キャップがあるものは忘れずにキャップをつけます。

通勤・通学時のパンクに備えてますか?

上記のように気を付けていても、やはりパンクは避けきれるものではありません。

通勤・通学をするサイクリストとしては、パンクしましたから遅刻しました~ではやはり恥ずかしいです。あわてないよう予めパンクにも備えておきましょう。

まず、朝はギリギリではなく多少余裕をもって家を出るようにしたいですね。余裕がないとスピードの出しすぎにもつながりますし何かと危険値が上がってしまいます。


朝の時間がない中でパンクそのものを修理するのは大変です。パンクの穴をさがすのにも手間がかかります。

通勤ではチューブ交換だけして空気を入れてすぐに走り出すのが現実的と思います。そのためには、以下のものを携行するとよいでしょう。

  • タイヤレバー2本(100円ショップのパンク修理キットに入っているので十分)
  • 予備チューブ(できれば2つ)
  • 携帯ポンプ
  • 手袋(手を汚さないため)

スポーツ車はクイックリリースですし比較的簡単にチューブ交換が可能です。

しかしママチャリはメンテナンス性があまり優先されていない作りなので、タイヤを外すのはちょっと大変です。実は私もやったことがありません。チューブを引っ張り出してパンク修理してしまった方が早いかもしれません。少なくとも事前に練習をしておくとよいと思います。

多少リスキーですが、「瞬間パンク修理剤」も便利です。

もし自分では手出しできない(素早くできない)ようであれば、いさぎよくあきらめて他の方法を考えたほうがよいかもですね。
  • 最初からノーパンクタイヤにしておく(費用や乗り心地等のデメリットとの相殺を考えて)
  • コンビニなどに頼んで自転車を置かせもらい、別の交通手段で出勤
  • 開き直って「パンクしましたから遅刻します~」と職場に連絡をいれる
このあたりの詳細は以下の記事で詳しく解説していますのでこちらもぜひあわせてご覧いただければと思います。

▼ 関連記事!!▼
パンクの応急処置について詳しく
自転車のパンク|応急処置にはどんなものがある?詳しく解説します


まとめ

自転車に乗る以上、パンクの問題はついてまわります。
通勤・通学ではパンクで遅刻などしないようしっかり備えておきましょう。

パンクは不可抗力・運が悪かったと片付けてしまうのは簡単ですが、日頃の不注意やメンテナンスをサボったことで誘発されるようなパンクはサイクリストにとって恥と言えるのではないでしょうか。


たかがパンク、されどパンクです。軽い気持ちで書き始めたのですが、思いの外、お伝えしたいことが多くなって、文字数が膨れ上がってしまいました。

最後に、ポイントだけもう一度おさらいしておきますね。

  • 路上の障害物
    • できるだけ路面が上品なルートを選択
    • 雨が降った次の日などは注意
    • 前方に注意し、大きな段差を見逃さないようにする
    • 通勤でいつも通るルートであれば危ない場所はチェックしておく
    • 乗り越える場合はスピードを落とし、タイミングを合わせて荷重を抜く
  • ゴム製品の劣化
    • すりへったタイヤは交換する。目安としては3,000km
    • 古くなったチューブ、何度もパンクしたチューブは交換する
    • リムテープも適宜交換する(タイヤ交換と同時に行うなど)
    • 虫ゴムは1年ごとに交換しておく
  • パンク修理
    • しっかり原因を取り除いておく
    • 新たなパンクを作りこまないように注意して作業する
  • 日頃の点検
    • 空気圧は適正に
    • ブレーキシューがタイヤ側面にあたっていないこと
    • バルブが傾いていないこと
    • バルブネジが緩んでいないこと
  • 通勤・通学での備え
    • 朝はギリギリではなく余裕をもって家を出る
    • パンク対処する必要最小限の工具を携行する
    • ノーパンクタイヤという選択肢もある
    • イザとなれば開き直りやいさぎよさも必要
  • パンク修理のスキルは役に立つ
    • 修理費用が節約できる
    • あなたの株が上がる!

今回は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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