toe clip
自転車通勤とトークリップは相性がいい


先日、ためしにママチャリで通勤してみました。

そのとき印象的だったのは、バックミラー、トークリップが無いことの違和感、心許なさでした。あらためて私にとってこれらが無くてはならない装備であると気づかされました。

今回はトークリップについて取り上げてみます。

靴をペダルに固定させるのはもちろんですが、トークリップにはビンディングにはない、普段の靴がつかえるという大きなメリットがあります。

今回は、トークリップの必要性、ビンディングとの比較などを取り上げていきます。

その前に、トークリップか、トゥークリップか?

英語の発音的にはトゥークリップの方が原音に近そうですが、タイピングが面倒なので、ここではトークリップと表記することにします(バレエでもトゥーシューズよりトーシューズの方が一般的な気がしますし)。



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トークリップの必要性を感じるとき


  1. 漕ぎ出しで引き足を使う時

  2. 段差等でバンピーな場面

  3. 「回す」ペダリングをする時


トークリップを付ける目的として、昔は1.のいわゆる「引き足」が一番の目的であると思っていたのですが、「回す」というペダリングわかってくると、実際は3.の要素が最も大きいのだと気付きます。

漕ぎ出しで引き足を使う時

ペダルを踏みこむのと同時に、反対側の足では引き上げる力も利用します。こうすることでトルクが必要となる漕ぎ出しの際に最大限の力を発揮します。しかしこの漕ぎ方は体力的にあまり長い距離はできません。ホンの数漕ぎ程度、思いっきりスタートダッシュしたい場面のみこの技を使います。

ハーフクリップだと引き上げる際に壊れてしまいますので、この漕ぎ方を行うとしたらストラップを付ける必要があります。

段差等のバンピーな場面

ペダリング中に段差等で衝撃を受けたはずみでペダルから足が外れたことありませんか?

めちゃめちゃカッコ悪いですし、フクラハギにペダルが当たるとけっこう痛いですよね。トークリップを付けているとそんな悲しい思いをすることがなくなります。

「回す」ペダリングをする時

ペダルは踏むものではなく、回すものだと言われます。私も最初どういう意味かよくわかりませんでした。

踏むことだけを意識していると、反対側の足は無意識にただペダルに載せている分、ペダリングにとっては負荷となっています。そこで、「ペダルを踏む」という意識ではなく、「クランクを回す」という意識に変えることでペダリングの効率が劇的にアップします。回転数を上げることができ、しかもそれを長時間続けられるようになるので、走りの次元が違ってきます。

回すというのは、積極的に引き足を使うという感じともちょっと違います。引き足は爆発力はありますが長続きはできません。長い距離を走る場合にはやはり「回す」という意識が必要です。具体的にはペダルを前に押し出し、反対側の足を抜重するような感覚かなと思います。

で、トークリップですが、
  • 前に押し出す時につま先をホールドする
  • 抜重時に靴がペダルから外れにくくする

といった働きをしてくれます。

ビンディングとの比較

ロードバイクに本格的に乗る方であれば、ビンディング+専用のバイクシューズという完璧な装備で乗られるでしょう。機能としてはもちろん、こちらのほうが上だと思います。ただし通勤で使うとしたらベストではないと思います。

トークリップのメリデメ(ビンディングと比較して)

◎メリット
  • 靴とペダルの密着性に優れる(ストラップをシメて使う場合)
  • 普段使いの靴でも使える
  • 安価
  • 立ちゴケすることはまず無い(ストラップをユルく使う場合)

◎デメリット
  • 靴とペダルの密着性は劣る(ストラップをユルく使う場合)
  • 漕ぎ出しの足入れはちょっと慣れが必要
  • 立ちゴケの確率が高い(ストラップをシメて使う場合)


自転車通勤の大きなメリットとして、途中でコンビニやスーパーなどに気軽に寄り道できるということがあります。そんなとき金具のついたバイクシューズでカチャカチャ歩くのはちょっとイヤですね。カチャカチャしないタイプもありますが、いずれにしろそんな高価な専用のバイクシューズを普通に歩いてすり減らせるのは抵抗があります。

通常はいている靴でも使えるのがトークリップの最大のメリットです。

それと、昔、先輩のロードバイク(ビンディング付き)の自転車に乗らせてもらったことがあるのですが、初心者なら誰でも経験するといわれる「停止時の立ちゴケ」をやってしまいまして、それがトラウマとなっています。ずっと長距離のロードを走るのならいいですが、街中をちょこちょこ走るとしたら不意の障害物とかもあるので、準備動作(足をひねってビンディングを外すこと)が不要ですぐに止まれる方がやはり安心です。

ストラップをユルめたまま使うというスタイル

上のリストですが、ストラップをシメて使う場合とユルく使う場合とでメリデメが180度変わる項目があります。

トークリップは、ストラップをしっかり締めて使えばビンディングのようにしっかりホールドできます。というか、ビンディング以上の緊結状態が得られます。私は使ったことないですがビンディングプレートというパーツをつかってさらに強固に緊結できます。

しかし問題は止まるときです。ビンディングはたまに立ちゴケする人がいますがそれでも足を少しひねるだけで外れてくれます。ストラップを緩めるのは手を使う必要があるのでさらに難しいです。立ちゴケする確率が高くなってしまいます。

レースじゃあるまいし、通勤等で街乗りに使う場合は常にストラップはユルい状態で使う一択じゃないでしょうか。

当然ながらユルめて使えば緊結度が犠牲になります。ペダリングの抜重の際に多少足が離れそうになりますが、まあ仕方がないですね。。。(ちなみに、靴底はフラットなものよりはパターンがごつごつしているものの方が、「抜重」のときでもペダルとの摩擦でずれにくくて良い感じです)

その代わり、立ちゴケする心配はまずありません。

走り始めのトークリップのはめ方

完全に自己満足の世界ですが、漕ぎ出しの時の所作が決まると気持ちがいいです。

ペダルにトークリップがついていると、その重みでペダルの面が垂直方向となり、すぐに足をペダル面に乗せることができません。漕ぎ始めの際の、足先にトークリップを装着する動作にはちょっとコツが必要なんですが、これをスッと決めて走り始める人を見かけると、「お、やるな」と思います。

以下のような動作となります。
  1. 左足の裏で、ペダルの上側(水平時の後ろ側)を後ろ方向にこする
  2. ペダルが90度回転してトークリップが上に上がってくる
  3. すばやく足先を入れる


と、文字にすると長いですが、これを一瞬で行います。決して足元なんぞ見てはいけません。

一発で決まると気分がいいですがたまに失敗します。もたもたしててママチャリに抜かれたりすると凹みます。

終わりに

スポーツ車の能力を十分に活かすためには、「回すペダリング」という意識というかテクニックが必要となってきます。

機能的には「ビンディング+専用のサイクルシューズ」という組み合わせがベストですが、自転車通勤で街乗りしつつ道草して好きなところへ立ち寄れる自由さも活かすことを考えると、「トークリップ+普段着の靴」でストラップをユルやかに使うのがベストな選択ではないかなと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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