ヨーグルト
あなたの朝食は和食?それともパンですか?私はその時々のマイブームでころころ変えてます。ご飯とお味噌汁だったり、パンだったり、シリアルだったり、野菜ジュースだったり。

要するに飽きっぽいのですが、唯一、ずっと毎朝食べているものがあります。

それが今回ご紹介するカスピ海ヨーグルトです。
しかも、自宅で牛乳から繰り返し作って食べています。

幾種類ものヨーグルトの中で、なぜカスピ海ヨーグルトを、自分で作って食べ続けているのかと言いますと、


  • 酸味がなく、なめらかで美味しい。
  • 腸の調子が良い。
  • 花粉症が軽くなった気がする。

  • 新鮮なものが手に入る。
  • お財布に優しい。
  • 継続できる

などいろんな理由があります。

特に最後の三つの項目は自宅で手作りしているからこそのメリットなんです。


カスピ海ヨーグルトは他のヨーグルトより、ご家庭で簡単に植え継ぎしやすいと言われています。

■ 植え継ぎとは
少量のヨーグルトを種として使って、牛乳を発酵させて新たなヨーグルトを増やすこと。およびこのサイクルを継続すること


その理由は 発酵温度が比較的低く、20度~30度程度の常温である からです。一般のヨーグルトですと温度を40度以上に管理するための専用の器具(ヨーグルトメーカー)が必要ですが、それが不要で、かつ雑菌も繁殖しにくいのです。

本記事では、成功も失敗も経験した管理人が、カスピ海ヨーグルトの作り方(増やし方)をご紹介します。

ポイントさえしっかり押さえれば、美味しいカスピ海ヨーグルトを誰でも簡単に低コストで作れるようになりますよ~


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植え継ぎで肝に銘じておくべきたった一つのこと

ヨーグルトの作り方をご説明をする前に、全体を通じてこれだけは特に気を付けて頂きたい大原則をひとつだけ。

それは、徹底して雑菌の混入を排除すること。

本記事では、失敗しないための細かいポイントを色々と徹底的にフォローしていきますが、殆どの根っこはここにつながっています。

細かい注意事項は参考程度に。覚える必要はありません。この大原則に沿ったご自分なりのやり方をみつけてアレンジしていただければと思います。

殺菌

さて、前置きはこれぐらいにして、さっそくカスピ海ヨーグルトの作り方を見ていきましょう!!

作成手順

まずは作成手順の全体的な流れを示すフローチャートです。

全体的な流れ

各行程の内容については後で詳しく解説しますね。ここではフローの概略を把握して頂ければと思います。

基本的には、黄色のエリアのループをうまく廻してやればよいということになります。

特に雑菌の混入について気を付ける必要がある行程はピンク色の箱で示しています。

ヨーグルトの作り方
■ ナビゲーション
記事の各地点からワンクリックでこのフローチャートに戻ってこられます。フローチャートの各工程へは下記の数字からジャンプできます。よろしければご利用ください。
    
    
  


では次から各行程の詳細を説明していきます!

① 容器など入手

必要な器具は基本的に以下の2つだけです。

  • 容器
  • スプーン


容器

容器のチョイスはとても重要です。まず、ふたつの考え方があります。

  • 牛乳パックを使う
  • 任意の容器を使う


”牛乳パックを使う”というのは、新品の牛乳パックを使う方法です。牛乳を移し替えることをせず、紙パックに入ったままの状態で、そこに種をいれ、ヨーグルトを作っていきます。

しっかり密閉するために、クリップなどを使って開け口を留めておきましょう。

開け口を密閉する
牛乳パックと任意の容器のメリット/デメリットをざっと挙げてみます。
↓容器の種類 メリット デメリット
牛乳パック 自分で殺菌する必要なし 中身が見えない。ヨーグルト取り出しにくい
任意の容器 透明ならば中身が見える。ヨーグルト取り出し易い 自分で殺菌する必要あり

牛乳パックを使う場合
牛乳パックは既に殺菌されており、自分で殺菌する必要がありません。これが一番のメリットです。

しかし中が見えませんので、固まったかどうかを確認するのが面倒です。食べているフェーズでも、あとどれだけ残っているのかわかりにくいです。

また、パックが細長いため、ヨーグルトを取り出しづらいのが何気にストレスを感じます。500mlパックでしたらその辺りは問題ないのですが、やはり手間とコストを考えると1リットルぐらいを一気に作りたいので。

それと、細かい話ですが、新しい牛乳を切らしていると、出来上がったヨーグルトがすぐに食べられません。食べられないわけではないのですが、まず最初に種を取り分けたいので、その種の受けとなる新しい牛乳パックがない場合は先に進めないのです。

なお、牛乳パックの使いまわしはダメですよ~。毎回、未開封の新しい牛乳パックを使ってくださいね。

任意の容器を使う場合
こちらは逆に、ヨーグルトが出来上がったらすぐに容器に種ヨーグルトを取り分けて保存しておけるので、新しい牛乳を切らしている場合でも、すぐに食べ始めることができます。

透明な容器であれば外から固まったかどうかがわかりやすいですし、食べている時でも残量がわかりやすいです。

口広の容器を使えばヨーグルトを取り出しやすいというのも大きなメリットですね。

デメリットとしては、毎回殺菌する必要があることです。


* * *
任意の容器と牛乳パック、それぞれ、一長一短があります。

任意の容器を使われる場合は、下記の選び方を参考にしてみてください。

任意の容器の選び方

加熱殺菌するため、耐熱性のガラスまたはプラスチック製であること。そしてフタがしっかり閉まるものがおすすめです。

ネット上では、発酵のために酸素が必要だからフタをせずティッシュなどをかぶせておくと良いとされている情報もあるようですが、雑菌が入り込む恐れがありますので、良くありません。

容器の上側に 2cm 程度の空間を空けておくことで、ちゃんと発酵しますから大丈夫。しっかりとフタを閉めて雑菌の混入を防ぎましょう。

また、フタを密閉することで容器をシェイクすることができますので、④の行程で種と牛乳を混ぜる時でもスプーン等を入れてかき混ぜる必要が無くなり、雑菌混入の可能性をさらに減らすことができます。


私がずっと使い続けている容器は以下のものです。

電子レンジを使って殺菌をしますので、金属部品が使われていないプラスチック製の容器です。安価で丈夫で扱いやすく、フタのところでしっかり密閉ができます。

940ml入りの本容器を2つ使って、ヨーグルト製作と保存でローテーションしています。


アスベル SサークルポットPS-25 ナチュラル
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ちなみに、アスベル社には上記の「Sサークルポット」以外に「Agサークルポット」という類似の別ラインナップもあります(本体のプリントが青色基調のものです)。こちらは銀イオンによる抗菌機能が付いていますが、食洗器に対応していません(食洗器用の洗剤がAgと反応して変色してしまう)。

どうせヨーグルトを作る前には加熱殺菌して使いますから、抗菌機能は特に要らないかなと考えて、食洗器対応を優先して上記の「Sサークルポット」の方を使っています。

スプーン

こちらは特に制約はありません。

容器を電子レンジで加熱したときにできる熱湯で加熱殺菌します。その際に熱くなるので木製を使ってますが、手の皮が厚い人は金属製でも構わないでしょう。

牛乳パックで作る場合は長いヨーグルト用スプーンがあると便利です。

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② 種菌を入手

一番最初だけは、いわゆる「正規の」粉末種菌を使うことをおすすめします。

以前は人づてに種ヨーグルトをもらってから始めるということが一般的でした。しかし有効な菌が弱まっていたり、雑菌が混入してたりして、固まらないとか味や風味が良くないなど、失敗することも多かったようです。

現在はメーカーで品質管理された良い種菌が流通するようになりました。

私はフジッコの「手づくりカスピ海ヨーグルト種菌セット」をスーパーで購入して使っています。お近くのスーパーで取り扱いが無い場合は、ネットで注文することもできます。

このセットには1パッケージに種菌が2袋入っています。1回で使うのは1袋です。余った分は常温でも保存は可能ですが、乳酸菌へのダメージを減らすには冷蔵庫での保存が望ましいです。(スーパーでも冷蔵コーナーで陳列されてます)

フジッコの粉末種菌セット
なお、フジッコからはカスピ海ヨーグルトの種菌として複数のパッケージ(二種類?)で販売されていますが、中身は同じものだそうです。

■ ネット通販のご紹介
クリックするとAmazon および メーカー(フジッコ)のページが開きます。

Amazonで「カスピ海ヨーグルト」を検索
【フジッコ】カスピ海ヨーグルト


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③ 牛乳

雑菌混入を防ぐため、できるだけ未開封の牛乳を使用します。もちろん、日付の新しいものが良いですね。

種類別

乳製品のパッケージには「種類別名称」という項目が表示されています。ここが「牛乳」となっているものを使用します。

牛乳の品質表示
「低脂肪乳」や「無脂肪乳」などですと、乳酸菌が力を発揮できず、カスピ海ヨーグルト特有のねばりが少なかったり、乳清が多くなる可能性があります。豆乳でもできなくはないですが、種ヨーグルトとするのは不適切とのこと。

「加工乳」や「乳飲料」も不適です。加工乳や乳飲料はピンからキリまで種類がさまざまあり、ヨーグルトに向くか向かないか一概にいえないということだと思います。

■ 種類別の適/不適

◎ 牛乳
△ 低脂肪乳、無脂肪乳
× 豆乳、加工乳、乳製品


よく、スーパーで比較的安い値段で牛乳が売られていると思ったら、「牛乳」ではなくて実は別の種類だったりすることもあります。種類別表記をしっかり確認して購入しましょう。

牛乳の分量

粉末種菌を使う場合と、出来上がった種ヨーグルトを使用する場合とで、それぞれ以下のように牛乳の分量を決めます。
フジッコの粉末種菌を使用する場合
説明書によると粉末種菌1袋(3g)に対する牛乳の適正量は500ccとなっています。

たくさん作りたい場合でも、最初は指示通りの分量を守りましょう。種ヨーグルトを作った後の植え継ぎでは以下のように牛乳の量を増やすことができますよ。

種ヨーグルトから植え継ぎする場合
牛乳:種ヨーグルトの比率は 10:1 程度になるようにします。 つまり、牛乳が1リットルである場合は種ヨーグルトは100g(大さじ6杯)程度をまぜます。

種ヨーグルトが少なすぎると時間がかかり、雑菌が繁殖する可能性が増してしまいます。

ならば種ヨーグルトの割合を多くしてやれば早く固まるのでは・・・と思いますよね。実は多すぎるのも良くなくて、固まらないこともあるそうです。もったいないので試してませんが・・・。適正量を守るようにしましょう。


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④ 容器等を殺菌し、種と牛乳を混ぜる

ここがヨーグルト作りの最大の山場です。できるだけ雑菌が入らないように注意しましょう。

任意の容器を使う場合、牛乳パックを使う場合とで、それぞれ注意すべきポイントがあります。詳しく見ていきますね。

任意の容器を使う場合

この場合のポイントは以下の二つです。

  • 容器をしっかりと加熱殺菌すること
  • 熱で種菌を死滅させないこと


私は電子レンジを使った蒸気による殺菌を行っています。電子レンジの中で容器に入れた水を沸騰させ、その蒸気で容器とフタを殺菌します。およそ30秒間沸騰させるのを目安にしています。

熱湯消毒(容器等にお湯をかける)でもよいのですが、電子レンジを使った方が長時間殺菌できますし、簡単でやけどの危険も少ないと思いますので。

スプーンは容器の中にできた熱湯をかけることで殺菌します。くれぐれもヤケドしないようご注意ください。

電子レンジで加熱する際には絶対にフタを密閉しないでください。加熱すると蒸気が発生し、密閉したままだと容器が破裂してしまいます。また、加熱終了後に放置していると容器内の気圧が下がりフタが吸着して容器が変形してしまう恐れがあります。(詳しくは後述の私の失敗談をご覧ください)

容器やスプーンを加熱殺菌した後には、フキン等は使わないようにします。きれいに洗ってあっても目に見えない雑菌がついてしまいます。多少水滴がついていてもかまいません。

容器を加熱殺菌したあと、直ぐに種を入れるのは厳禁です。熱で菌が死滅してしまいますので。容器の外側を流水で流すか、先に牛乳を入れるかして温度を下げてから種菌を入れるようにしましょう。


■ 容器を使った場合の手順

  1. 容器に水を150ccほど入れる。
  2. フタをする。ただし密閉厳禁!通気できる程度にゆるめておく。
  3. 電子レンジ800Wで2分半ほど加熱する。
  4. 電子レンジがチンといったらすぐに取り出す。
  5. 容器の中の熱湯でスプーンを殺菌する
  6. スプーンをひっくり返したフタの上に置いておく。
  7. 容器の外側に水を流して粗熱を取る
  8. 牛乳を予定量の半分ぐらい(適当)入れる
  9. スプーンで種ヨーグルトを入れる(あるいは粉末種菌を入れる)
  10. フタをしっかり締めてシェイクする
  11. 残りの牛乳をいれる
  12. フタをしっかり締め、軽く振って混ぜ、安置する。

牛乳と種菌を混ぜる
牛乳の分量ですが、最大でもフタまでの間に2cmの空間は空けるようにします。これで発酵に要する酸素は確保されます。

牛乳パックを使う場合:

こちらは新品を使うのが前提です。ですから容器の殺菌は必要ありませんので簡単です。

種として出来上がったヨーグルト(種ヨーグルト)を使う場合は、少し牛乳を減らしておく必要があります。でないとあふれてしまいますし、隙間がないと振って十分に混ぜることができません。

■ 牛乳パックを使った場合の手順

  1. 牛乳パックから牛乳を少し減らしておく。
  2. スプーンを熱湯殺菌し、温度を下げておく。
  3. 種ヨーグルトを入れる(あるいは粉末種菌を入れる)
  4. フタをしっかりクリップ等で留めてよく振って混ぜる


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⑤ 常温で安置

冒頭でも述べましたように、他のヨーグルトに対してカスピ海ヨーグルトの発酵に適した温度は低めです(20度~30度)。このため、専用の器具(ヨーグルトメーカー)がなくても自宅で簡単に作ることができます。

寒すぎず、暑すぎない場所に、固まるまで、ゆらさないように安置します。私は、食器棚の中にスペースを確保して置くようにしています。

食器棚で安置
ただ、冬に暖房を切ってしまうと20度以下になってしまうこともあると思います。そんな場合でもヨーグルトを作ろうと思えばやはりヨーグルトメーカーで温度を管理するのが一番簡単で確実でしょう。

一方、ヨーグルトメーカー不要のとっておきの裏技もあります。湯タンポやお風呂の残り湯を使う方法です。

まず、発泡スチロール等の入れ物を用意します(魚屋さんで使うような大き目のものがベスト)。

湯たんぽを使う場合は、タオルなどでくるんで発泡スチロール容器の中に入れます。お風呂を利用する場合は、発泡スチロール容器ごとお風呂のフタの上に置いておいたり、浴槽の中に浮かべておくなどします。

最初に温度計を使って、ベストなセッティングを探してみてください。カスピ海ヨーグルトにとっては20度~30度が適温です。



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⑥ 固まったか?

ヨーグルトが固まったら出来上がりになります。容器を少し傾けてみて、固まったかどうか確認します。

固まるまでの時間は種の種類と温度によって違ってきます。粉末種菌の場合、および温度が低い場合により時間がかかります。また、冷凍保存した種を使う場合は菌が弱まっているせいか粉末種菌と同等の時間がかかります。

■ ヨーグルトが固まるまでの時間(目安)
↓季節(温度) 粉末種菌
から作る場合
種ヨーグルト
から作る場合
夏季(25度~30度) 24時間 6時間
冬季(20度前後) ~72時間 ~48時間

固まりはじめからしっかり固まるまでの時間は割と短いみたいです。

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⑦ 冷蔵庫に移す

ヨーグルトをチェックして、固まっていたらOKです。早めに冷蔵庫に入れるようにします。

既に固まっているのに、必要以上に常温で放置し続けると、雑菌が繁殖してしまう恐れがでてきます。


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⑧ 種ヨーグルトを取り出す

ヨーグルトが出来上がったらすぐに食べたくなるところですが、
ちょっと待った!!

まず最初に次のヨーグルトづくりのための種ヨーグルトを取り出します。

先に食べ始めてしまって、残ったものを種ヨーグルトにして牛乳をつぎ足すような方法では雑菌が入りやすいのでNGです。

種ヨーグルトとしてどれくらい取り出せば良い?


③の行程の説明で、「牛乳の量」のところでも書きましたように、
新しく混ぜる牛乳の量に対して、種ヨーグルトの比率は10%程度が適正量の目安です。少なすぎてもダメですが、逆に多すぎても固まりません。

例えば、以下のような量を取り出します。
▼ 牛乳の量 500ml に対して、種ヨーグルトは50g(大さじ約3杯)
▼ 牛乳の量 700ml に対して、種ヨーグルトは70g(大さじ約4杯)
▼ 牛乳の量 1000ml に対して、種ヨーグルトは100g(大さじ約6杯)

取り出す場所

ヨーグルトの表面を取り除いて、内部から掘り出したものを種ヨーグルトとします。

カスピ海ヨーグルトの二つの重要菌種のうち、乳酸菌のクレモリス菌FC株は酸素があると生きられない「嫌気性菌」ですので、空気に直接触れない内部に多く含まれます。(もう一方の酢酸菌 FA 株は内部/外部とも含まれます)
種ヨーグルトとして内部から掘り出したものを使います


取り出した種ヨーグルトは、④の行程で次のヨーグルトを作るために新しい牛乳と混ぜることになります。

取り出した種菌ですぐに次のヨーグルトを作り始めてもよいですし、冷蔵庫に入れておけばしばらくは保存できます(1週間以内に使用してください)。

また、数か月に一度程度、さらに別の一部を冷凍保存し、種ヨーグルトのバックアップとして取っておくと、失敗したときに助かります。冷凍した日付をメモしておくと良いですね。

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⑨ 食べる

種ヨーグルトを取り出したら、独特な粘りのあるカスピ海ヨーグルトを楽しみます。

カスピ海ヨーグルトの粘り この粘りが特徴的。水切りをすればギリシャヨーグルト風の濃厚な味わいも楽しめます。

出来上がったヨーグルトはだいたい1週間を目途に食べきるようにしましょう。

種ヨーグルトも同じく1週間以内に植え継ぎするようにします。もちろん、冷凍保存すれば数か月は大丈夫です。

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⑩ 出来具合は?

食べたとき、例えば次のような異常を感じたら要注意です。

  • 味がおかしい(苦い、ピリピリするなど)
  • においがおかしい
  • 色がおかしい(ピンク、黄、茶色など
  • 水分が分離し細かい泡のような穴があいてしまった
  • 粘りがなくなった


もしこのような異常を感じた場合は、植え継ぎが失敗した可能性がありますので、これを種として新しいヨーグルトを作るのは中止したほうが賢明です。

ヨーグルト作りの失敗のほとんどが雑菌の混入によるものです。もったいないですが食べずに処分しましょう。

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⑪ 作り直し

失敗していたら、気を取り直して種を新たにして作り直ししましょう!

大丈夫、また元気なヨーグルトが戻ってきますよ~

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⑫ 冷凍保存のバックアップがある場合

解凍し、種ヨーグルトとして使用します。ネット上では、1年以上冷凍していたものでも使えたという情報もあるようですが、私はそこまで試していません。経験上、3か月間冷凍していたものは問題なく使えました。

⑬ 冷凍保存のバックアップを解凍する

冷凍していた種ヨーグルトのバックアップを使う場合には、まず、冷蔵庫の中で自然解凍してから、後は普通の種ヨーグルトと同様に植え継ぎします。

解凍した段階で固形分と液体分が分かれたりしますが、大丈夫。一緒に種ヨーグルトとしてご使用ください。

冷凍していたものは菌が弱っているせいか、普通の種ヨーグルトと比べて、新しいヨーグルトが固まるまでにやや時間がかかるようです。でもその次からはまた従来のヨーグルトと同様に植え継ぎができるようになります。

もし冷凍保存のバックアップがなければ、また最初に戻って粉末種菌から作り始めましょう。


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冷凍バックアップについてですが、最近はサボりがちです。私も最初は馴れてなくてずいぶんとお世話になりましたが、植え継ぎをずっと続けられるようになると出番もないので・・・

失敗したら潮時。また新しく元気な粉末種菌から始めれば良いぐらいに思ってます。


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▼ ▼ ▼
以上がカスピ海ヨーグルトの作り方の手順とポイントとなります。

この通りやれば上手にヨーグルトの植え継ぎが続けられるはずですが・・・長く続けていれば失敗はつきものです。

次の章ではいくつか失敗例をご紹介しましょう。
miss

私がやらかした失敗例

ヨーグルト作り歴は約1年半で、最長で1年以上継続して植え継ぎしていますが、失敗も何度かやらかしています・・・

失敗例1

■ 種ヨーグルト取る前に食べ始めてしまった

ヨーグルトができたのでとりあえず冷蔵庫に入れておいたら、子供が食べちゃったんですね。殺菌していないスプーンが使われたので、種ヨーグルトとしては使えなくなってしまいました。

これは家族にちゃんと言っておかなかったの私の責任です。

対策:作り始めのヨーグルト容器のふたに「あけるな」と書いたテープを貼っておき、種ヨーグルトを取ったら外すようにしました。

あけるなマーク

失敗例2

■ 電子レンジで加熱殺菌したときに容器を変形させてしまった

電子レンジでの加熱殺菌はとても便利な方法なのですが、火傷以外にも注意すべき点があります。それはフタを密閉しないこと、そして加熱後放置しないこと

フタを密閉しないというのは、まず第一に、加熱時に発生する蒸気で容器を破裂させないためですね。これは充分気を付けていたので、フタはちゃんとゆるめていたのですが、フタをずらすことまでは実践してませんでした。

で、加熱後に電子レンジ内で放置してしまったのでした。どうなったと思います?

そう、蒸気が液化して内部の気圧が下がり、フタが勝手に吸い付いて密閉状態となってしまいました。そしてどんどん内部の気圧が下がった結果、プラスチック容器が変形してしまいました。

対策:加熱が終わったらすぐに取り出してフタを外すようにする。あるいは電子レンジに入れる際にフタをゆるめておくだけでなく吸着しないようずらしておく。

なお、電子レンジから容器を取り出すときにはフタだけを持つとゆるめてあるだけに外れやすいので、くれぐれもご注意ください。底をささえて取り出しましょう。

失敗例3

■ 固まってから放置しすぎた

ヨーグルトができたらすぐに冷蔵庫に入れるべきなのですが、気温が高い時期だったのにも関わらず、2日半ほど放置してしまいました。完全なウッカリです。

基本的に、ヨーグルトは保存食です。乳酸菌のはたらきにより、常温で1日ぐらい放置しても腐敗はしないものなのです。だからそれほど神経質になる必要はないのですが、気温が高い時期の2.5日間の放置はさすがに長すぎたようです。

一応、植え継ぎを続けてみましたが、何とか固まりはするものの、カスピ海ヨーグルト特有のねばりがなくなってしまいました。味も落ちた気がしましたので、この種で継続することは断念。

冷凍のバックアップもサボっていて古いものしかなかったので、この際、新しく粉末種菌からやり直すことにしました。

対策:ヨーグルトができたら忘れずに冷蔵庫に入れる!家族にも声をかけて頼んでおく。



以上、反面教師としていただければ。
実際はこれ以外にも、スプーンの殺菌忘れ等しょうもない失敗もしてます・・・

こうした失敗をせず上手にヨーグルトが作れている限り、基本的に何代も植え継ぎを続けることが可能です。


そうはいっても、乳酸菌が弱ったり雑菌がはいったりする可能性もあるので、メーカー(フジッコ)としては三か月、できれば一ヶ月ごとの種菌の取り換えを推奨しています。

知らず知らずのうちに菌が変な方向に行っちゃうのは確かにあり得るし、イヤですよね・・・わたしはメーカーさんの推奨(長い方。根がセコイので)通り、季節ごとにリセットするようにしています。

失敗もなく継続できていると、正直なんとなくもったいない気もしますが、そこは安心料とわりきって。実際コストはたかが知れてますしね。

おわりに

最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしますね。

  • 殺菌を徹底する
  • 牛乳は未開封のものを使う
  • 出来上がったヨーグルトを食す前に、まず種ヨーグルトを取り分ける
  • ヨーグルトが固まったら必要以上に放置せず冷蔵庫に入れる。




カスピ海ヨーグルトの作り方、いかがでしたか?

できるだけ詳しくお伝えしようと思って沢山書きましたので、面倒に思われたかもしれませんね。でも実際やってみると簡単ですよ。


乳酸菌が豊富なヨーグルトを毎日の食卓に取り入れてはいかがでしょう。ご自分でつくれば新鮮だし、牛乳代だけですから経済的です。

ヨーグルトのおかげかどうか定かではありませんが、便秘知らずです。風邪もめったにひかないし、花粉症も軽くなった気がします(個人の感想です)。


ただ、そのように体に良いものだと思ってしばらく続けていても、何かの拍子に食べなくなったりすることはよくある話。テレビで一時的にブームになった健康食品などであなたもそんな経験はありませんか?

一方、こうやって植え継ぎを継続していると、育ててる感とともに愛着すらわいてくるので、なかなかやめられないものです。必然的に食べることも継続することになります。

身体によい食生活を無理なく続けるという意味で、ヨーグルトの植え継ぎはなかなか優れものの習慣だなと思っています。

あなたもぜひトライしてみませんか!?

今回は以上です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。



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