我が家には1匹、ワンコがいます。2019年の10月で8歳になる、ミニチュアダックスです。
こちらが食事をしていると、彼女も足もとにすり寄ってきて何か欲しがります。可愛いからとついお裾分けしてあげたくなりますが、そこはガマン。
犬に必要な栄養素がバランスよく含まれたドッグフードを食べなくなってしまいます。それに基本的に人間の食べ物は味が濃くて、習慣化してしまうと健康には良くありませんからね。
とはいえ、生野菜であれば少しはあげたりします。サラダのドレッシングがかかってないとことかね。
それと、我が家では自家製のカスピ海ヨーグルトを作っているんですが、適量摂取であれば、生きた乳酸菌もワンコの健康維持には良さそうな気がします。
さて、実際のところはどうなんでしょうか。一緒にみていきましょう!
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■ 目次
犬にヨーグルトをあげても良いの?
結論から言えば、大丈夫です。少なくともうちのワンコの場合は。
もちろん、与えすぎるのは良くないですし、いくつか注意事項があります。
でも犬に乳製品はNGという話を聞いたことがあるような・・・
そうですね。基本的に犬には牛乳などの乳製品は良くないと言われています。犬はいわゆる「乳糖不耐症」でして、乳糖を分解する能力が低く、下痢をしてしまうんです。人間でも結構多くて、実は私自身もそうです。
しかし、ヨーグルトは発酵の過程で 20~40% の乳糖が分解されますし、残りも乳酸菌由来の酵素で体内で分解されるので、その心配が少ないのです。
あげても良いヨーグルトの種類は?
ただし。どんなヨーグルトでも大丈夫かといえば、そうでもありません。
犬にあげて良いヨーグルトのポイントをあげると
- プレーンタイプ
- 低脂肪もしくは無脂肪
- 乳清部分
といったものです。
プレーンタイプ
人間が食べるものは食べやすくするために砂糖や人工甘味料や果実などが入った加工されたヨーグルトが多いのですが、犬にとっては有害な場合もあります。プレーンタイプのヨーグルトが望ましいです。低脂肪もしくは無脂肪
カロリー過多にならないように、できれば脂肪分が少ないものが良いです。ホエー部分
ヨーグルトから分離した水のような成分をホエー(ホエイ、乳清)と言います。あまり美味しいものではないので捨てちゃう人もいるかと思いますが、実はこれ、理想的なたんぱく質を多く含み、しかも脂肪分が少ないすぐれもの。ワンコにあげるにはうってつけのものなんですね。逆にあげちゃいけない種類とは?
プレーンタイプでなはく、何か加わっているものは注意が必要です。加糖されたものはカロリーの問題がありますし、糖尿病や虫歯のリスクも高くなります。
ではカロリーが少なくて虫歯になりにくい人口甘味料なら良いのか、といえばそうでもありません。特にキシリトールは厳禁です。犬にチョコをあげてはいけないというのは有名ですが、キシリトールは犬にとってチョコよりもずっと毒性があるのだそうです。
ハチミツもできれば避けた方が無難です。ハチミツ自体には毒性はないのですが、ボツリヌス菌に汚染されている可能性があります。免疫機能が未発達ですと腸内でボツリヌス菌が繁殖して毒素を出し、最悪死に至る場合もあるとのこと。
このため、人間でも生後1年未満の赤ちゃんにはハチミツをあげてはいけないのが常識とされていますが、この点は犬も同様なんです。
フルーツでも犬には与えてはいけないものもあります(桃やブドウなど)。
要するに、何も混ざっていないプレーンがベスト ということです。
特に人口甘味料は犬にとって百害あって一利なしです。市販品をあげる場合は成分表示をしっかりチェックしましょう。
特に人口甘味料は犬にとって百害あって一利なしです。市販品をあげる場合は成分表示をしっかりチェックしましょう。
その他の注意事項
もちろん過剰に与えてはいけません。いくらヨーグルトは乳糖が少ないと言っても、過剰に与えてしまえば下痢を起こしてしまいます。
それに量が少なくても、犬によっては乳糖不耐症が過敏な個体もありますし、アレルギーの有無や乳酸菌株の種類についても合う・合わないがあるそうです。
最初のうちは少しずつ、様子をみながら与えるようにしましょう。
ヨーグルトを与えることで、下痢、おなら、嘔吐などの症状がみられるようであれば止めた方がよいでしょう。場合によっては獣医師に相談を。
それから、上記のような症状もなくよろこんで食べるからと言って、バランスの取れた主食のドライフードを食べなくなるようではいけませんよ~
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ウチの場合
我が家では自家製のカスピ海ヨーグルトを食べさせています。食べさせる量
あまり厳密に測ったりはしていませんが、ホエー部分だと大さじ2杯ぐらいあげることもありますし、身の部分なら大さじ1杯ぐらいですかね~ワンコの体重は私の約1/10ですから、私がこの10倍の量を食べることを想像して、まあこんなもんかなと思ってあげてます。
あげる時間
ヨーグルトを食べるタイミングについては、一説によれば乳酸菌が生きて腸まで届きやすいように、胃酸が薄まる食後に食べるのがよいとされています。また、乳酸菌は虫歯予防や口臭予防に効果があるといわれていて、これも食後に食べるのがよいとされる効果の一つです。
一方、血糖値の上昇を抑えるには食前に食べた方がよいという話もあります。
まあ、これらは人間が食べる場合の話ですけど、犬でも同様な働きがあるのかもしれません。
で、我が家では、以前はあまり考えずに食前に与えていましたが、現在では虫歯や口臭の予防という効果を期待して、ドッグフードの後に食べさせるようにしています。
我が家でヨーグルトをワンコに食べさせるようになったきっかけ
別記事でもご紹介していますように、我が家ではカスピ海ヨーグルトを自宅で作成(植え継ぎ)し、毎日食べる習慣があります。ヨーグルトの一部を種としてそれに牛乳を加え、発酵させることで簡単に植え継ぎすることができます。
特に水切りをしているわけではありませんが、ヨーグルトを掘り出すと穴がぽっかりと空きますので、しばらくすると穴にはホエーが溜まります。そして穴の周りは水分が減ってやや硬めのギリシャヨーグルトっぽい感じになります。
私はギリシャ部分は好きですが、ホエーはあまり好きではありません。かといってホエーにも良質な栄養があるので捨てるのはもったいな~ということで、試しにワンコにあげてみたところ、大喜びで食べてくれたというわけです。
自家製なので、余計な添加物は混ざっていないことがハッキリしていて安全。コストもほぼ牛乳代だけ。それにホエーは低脂肪で栄養豊富なので、犬にとっても理想的です。ということで、ワンコと私はwin-winの関係です。ホエーが分離してなければ身もあげてますけどね。
期待される効果(メリット)
完全に後付けの「効果」ですが・・・犬にヨーグルトを与えることで次のような効果が期待されます。人間とほぼ同様です。
- 腸内環境の改善
- 口臭・虫歯予防
- アンチエイジング効果(毛艶が良くなる)
- 良質なカルシウム源になる
その他の利用法としては、たまに皮膚炎などでお薬をあげることがあるのですが、そのままだとなかなか食べてくれません。そういうときはヨーグルトに混ぜてやればペロリです。
ドライフードの食いが悪い時、ヨーグルトをかけてやれば食が進む場合もあります。
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おわりに
プレーンヨーグルトで適量であれば犬にヨーグルトを与えても大丈夫です。
期待される効果はいろいろあるようですが、正直、よくわかりません。
少なくともウチのワンコの場合は、元気で快食快便をキープしています。口臭は無いし毛艶も良好です。
なにより、そういった健康に良さそうなものを喜んで食べてくれるので、私はうれしいです。
今回は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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