コーヒーはやはりドリップしたレギュラーコーヒーが一番。昔たまに行っていた喫茶店の店内全体に漂う香りとコーヒーの味が今でも忘れられません。
最近はコンビニのコーヒーやカップオンのドリップ製品も充実してきました。
ですけど・・・仕事中に手軽に飲もうと思うと、いちいち喫茶店やコンビニに出向くこともできません。自分でレギュラー入れるとしてもコストが高いと一日何杯もとはいきません。
それにフィルターなどのゴミを捨てる手間などが面倒だし、自席だと入れる時の香りが良すぎるのも逆に考えもので、周りに対してちょっと気がひけたりします・・・
そこで強い味方になるのがインスタントコーヒー。手軽に職場の自席で入れる事ができますし、コスパも良い。
とはいえ、以前は手軽さと値段が安いから飲んでただけなので、特に何の工夫もしないで飲んでました。
それはいかにも安物のインスタントって感じで、後味にイヤな苦みが残ると言いますか、要するにレギュラーコーヒーとは全く別物の飲み物でした。ほとんど眠気覚ましの薬みたいなものと割り切ってました。
ところが、美味しいインスタントコーヒーの入れ方に目覚めてからは、職場でのインスタントコーヒータイムを楽しめるようになりました!
今回は、美味しいインスタントコーヒーの入れ方はもちろんのこと、オフィス飲みだからこそお手軽を追及した手抜きのポイントなどについても語ります。
ちょっと一息入れて、コーヒーでも飲みながらお読みいただければと思います。それでは一緒に見ていきましょう!
■ 目次
さっそく本題から。
美味しいインスタントコーヒーの入れ方
私がおすすめする美味しい入れ方は、次のようなものです。職場の自席で簡単に入れられますよ!
- マグカップに少量(約20-30cc)のお湯を入れる。
- マグカップを回し、マグカップを温めて、かつ、お湯の温度を下げる。(しばらく放置)
- コーヒー粉を入れる
- マグカップをぐるぐる回してコーヒー粉を溶かす
- お湯を入れる。
実はこれ、NHKのためしてガッテン で昔放送された内容をベースにしています。
より手抜きをするべく、少しアレンジしていますが。
個人の感想ですが、いかにもインスタントコーヒーという安っぽい苦み・エグ味が抑えられて、まろやかになるように思います。
職場の自席では、お湯だけでなく水までも用意するのは面倒くさい ので、ポットにいれたお湯だけを使うようにしてます。少量のお湯をカップに注いでしばらく放置するか、カップを回せばカップが温まり、湯温も下がって一石二鳥です。
また、一般にフリーズドライは水に溶けにくいとされていますが、私が愛飲しているゴールドブレンドの場合は結構低温でも溶けやすいです。また実際にはぬるま湯を使うことになるので、わざわざスプーンで練る必要はなく、10秒間ぐらい手でカップをグルグル回すだけですぐに溶けてくれます。
コーヒー会社にも美味しい入れ方を聞いてみました
コーヒーのメーカーに対して、この方法は美味しいかと質問してみましたが、明確な答えはありませんでした。それもそうですね。美味しいかなんて個人の感覚なんですから。そんな質問をした方が悪い。そのかわり、メーカーおすすめのインスタントコーヒーの入れ方のポイントとして、次の二つを挙げて頂きました。
- 基本は、140ccに対しティースプーン山盛り1杯(2g)
- お湯の温度は、沸騰後に一呼吸おいた80度~85度ぐらいとすること。
これは確かにその通りだと思います。
インスタントコーヒーはその時の気分によってコーヒーの濃さを自在に調整できるのがメリットですが、基本的な分量はやはりメーカーが推奨するものが一番美味しいと思います。
また、いきなり上記温度のお湯を入れると、ガッテン説によればデンプンの糊化がちょっと心配ではありますが、最終的なお湯の温度は80度~85度ぐらいがやっぱり一番美味しいと思います。
家でインスタントコーヒーを入れる場合
基本的に在宅の場合には、職場の時ほど「簡単」にこだわらないし、大抵は家族もいっしょに飲むので、コーヒーメーカーを使ってレギュラーコーヒーを入れます。でも、私一人しか飲まない場合には手軽にインスタントコーヒーを入れる事もあります。この場合は 電子レンジ を使ってます。
- マグカップに少量(約20-30cc)の水を入れる。
- コーヒー粉を入れる
- マグカップをぐるぐる回してコーヒー粉を溶かす
- 水を適量入れる。
- 電子レンジで適温に温めてできあがり。
賢い電子レンジが温度を適温に調整してくれますので、ヤカンでお湯を沸かして自分で温度調節するより簡単!
この方法でも美味しくいただけますよ。
あ、電子レンジを使う場合は金属製の保温マグカップはNGです。普通の陶器製のマグカップを使ってます。
* * *
以上がおすすめのインスタントコーヒーの入れ方ですが、コーヒーのおいしさで一番重要なのはやはり風味。これはある意味「入れる」前の段階で決まってくるとも言えます。
やはり封を最初に開けたときが最高で、そこから徐々に風味が落ちていってしまいます。が、できるだけ風味を落とさないように保存したいもの。
風味を落とさないようにするには
まずは、容量の大きなサイズのパッケージを買わないようにすることですね。大きい方がコストは安くなりますが、飲み切るまでの期間が長くなりますから、どうしても最後の方は風味が落ちてしまいます。コストと風味のバランスをとって、私は80g(およそ40杯分)のパッケージを購入するようにしています。
それ以外におすすめしたいのは以下の方法です。
おすすめの内ブタの開け方
あなたは内側の紙のようなフタ(内ブタ)はどうやってはがしてますか?適当にはがしてませんか?実はこの内ブタのはがし方によって、風味の持ちが変わってきます。
■ インスタントコーヒーの風味を保つ開け方
インスタントコーヒーを最後までおいしく飲むポイントは、内ブタ(紙のシール)のはがし方にあります。その方法は簡単。
ナイフなどの刃を容器の内径に沿って動かし、内ブタ(紙のシール)をくり抜きましょう。容器のふちに紙のシールがきれいに残ることによってフタを閉じた時の密閉率が上がり、湿気が入りにくくなり、インスタントコーヒーの風味が長持ちします。
日本インスタントコーヒー協会のホームページより
これは確かに理にかなっていることだと思います。
コーヒーの中身が減ってくればスプーンを入れっぱなしにしてます。使っているティースプーンの長さが約135mmで、ちょうどぎりぎりビンの中に納まるんです。
しかしながら、ものぐさな私はスプーンを使うことすら手を抜いて、以前は以下のようにやってました。
穴を小さめに開けます。
穴が小さければ、風味が失われるのが少しでも軽減できるような気がしますし、計量のスプーンを使う必要が無くなります。
例えば下の写真のような感じ。これで6~7回振るとだいたい1回分(2グラム)程度になります。特に大きさを規定しているわけでもなく、長年の勘でやってることなんですが、最初は小さめの穴からちょっとづつ調整して穴を広げるようにしてやれば、まあいい具合になるもんです。
とまあ、こんな感じでアバウトにやってたのですが、やはり分量を正しく入れた方が間違いがなく美味しくなるのは確か。今は丸くくり抜いてスプーンを使っています。
とりあえず、こんな手抜き方法もあるってことで・・・ご紹介まで。
さらに風味を逃がさないようにするには
できるだけサイズぴったりの気密性のある容器に、ビンごと入れて保管しておけば完璧でしょう。私はまだそこまでやってませんけどね。冷蔵庫に保管するのも風味を守るには良いですが、温度差により結露してしまう可能性があります。外に出す時間は極力短くするなど、取り扱いには注意が必要です。
コーヒーは身体によくない?一日何杯まで飲んでいいの?
コーヒーって、以前は健康に良くないというネガティブなイメージがありましたよね。子供は飲んじゃいけないとか。
ところが最近では研究が進んで、むしろ健康に良いと言われるようになってきています。
緑茶のおよそ2倍含まれているとされるポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病の予防に効果があると言われています。
ただし、他の健康食品と同じく、いくら身体によいといっても飲みすぎはよくありません。
コーヒーの場合は
一日3杯から5杯程度が適量
とされているそうです。
昔からコーヒーが大好きだったので、こうした最近の研究情報はありがたい限りです。
最後に、日頃使っている道具などについてご紹介していきましょう。
私が使っているもの
職場の自席でコーヒーを飲むのに、以下のものを使っています。- ポット
- マグカップ
- スプーン
- インスタントコーヒー
ポット
給湯所で飲用に適したお湯(濾過フィルタを通している)が出るので、朝、約1リットル入るステンレスポットに入れておきます。少ししか飲まないからと、必要な分のお湯しか入れておかないと温度が下がってしまいます。朝、ポットに満タンに入れておけば、夕方頃の3杯目まで温かいコーヒーを楽しむことができます。
マグカップ
資料を見ながら、文書をかきながらと時間をかけてチビチビ飲みますので、普通のマグカップでは半分も飲まないうちに温度が下がってしまいます。いくら美味しいコーヒーでもやっぱり温かくないと引き立たないですよね。そこで真空構造の保温式マグカップを使っています。ふた付きなので、1時間以上じゅうぶん適温をキープしてくれます。
ホットだけでなくて、冷たいものをいれても保冷機能が優れていますし、なによりデスク周りでは結露しないのがありがたいです。
また、保温(保冷)と違った意味で、職場のデスクで使うにはフタ付きのものが絶対におすすめです!
何かの拍子でカップを倒してしまっても、最悪の事態は避けられます。もちろん、横倒しになってしまえば多少は漏れますが、フタがあるのとないのとでは被害エリアは全然違います。
なお、飲んでいる時にフタをいちいち閉めないのでは?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、保温性に直結することですし、操作も簡単(飲み口のところをスライドするだけ)なので、すぐに馴れます(経験上)。
私は330mlのものを使っていますが、そこまでたくさん入れることはまずないので、保温性を考えたら240mlの方が良かったかも。
>> アスベル 真空断熱マグマップ330ml ブラック
スプーン
以前はずっと勘計量でコーヒー粉を入れていたのですが、やはり味がばらつくのでスプーンを使うようにしました。ただ、計量専用です。混ぜるのには使いません。わざわざスプーンで混ぜなくても良く溶けるから。洗うの面倒だし。
コーヒーの残量がある程度減ってきたらスプーンはビンの中に入れっぱなしです。
そうそう、
小さいスプーンには2種類あるってご存知ですか?
一般に、ティースプーンとコーヒースプーンと言われているものです。
似てるけど、比べてみればよく分かります。大きい方がティースプーンです。
なぜこのように大きさが違うのかと言いますと、カップ1杯(この場合は140cc相当)に対する分量が、紅茶とコーヒー(この場合はレギュラーのコーヒー粉)では違っていて、紅茶の方が分量を多くする必要があるのです。そのため、各スプーンの1杯の分量が異なっているのです。
インスタントコーヒーの場合は、「コーヒー」ですけど、一般に ティースプーン1杯 が適量とされています。
インスタントコーヒー
コーヒーの種類については、ネット上のおすすめ記事なども参考にしていろいろ試しました。現在はネスレ(ネスカフェ)の ゴールドブレンド に落ち着いています。価格はやや高めですが、たまに安売りをしている時にまとめて買ったりしているので、コストは1杯あたり10円ちょっとです。
砂糖もミルクも入れません。ケチってるわけじゃなくて、ブラックが好きなので。
自席コーヒー的にはフリーズドライということもポイントです。スプレードライだと、ちょっと人が脇を通ったり空調の風が流れてきただけでも周囲に飛んじゃうんですよね。もちろん環境にもよると思いますが、私の席とスプレードライはけっこう相性が悪かったです。
入れ方次第で、インスタントコーヒーでも美味しくなります。まさに「これインスタント?」です。
さすがに上手に入れたレギュラーコーヒーにはかないませんが、最近のインスタントコーヒーはなかなかどうして、あなどれないですよ。
ネスレは自社独自の製法による製品が「インスタント」と呼ばれることに納得できないとのことで、業界団体から脱退してしまいました。それくらいの気合のいれようです。
さらにお財布に優しいこと、そしてなにより、お湯さえあれば、家でも外でも職場でも、どこでもさっと飲めてゴミがでないこと。
こうした手軽さはレギュラーコーヒーにはない大きな魅力です。
やっぱりインスタントコーヒーは手放せないなあ。
今回は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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