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6月から7月のじめじめした梅雨の季節が終われば、すぐに本格的な夏がやってきます。

近年では、梅雨を待たずGW前から夏日になることも珍しくないようです。やっぱり、地球温暖化の影響ですかね。


急激に暑くなると、いわゆる「夏バテ」と言われるような体調不良になってしまう人も少なくないようです。たとえば・・・

  • 身体がだるくなる
  • 疲れがぬけない
  • 食欲が低下する
  • 十分な睡眠がとれない
暑いにゃー 夏バテの一因として、「暑熱順化」ができていないことが挙げられます。要するに、夏場の炎天下みたいなきつい暑さに身体が十分慣れていないということですね。

特に今回のコロナ禍では、多くの方が自粛生活・ステイホームを余儀なくされたと思います。どうしても、運動不足ぎみになったり、空調に体が慣れ切ってしまったりで、余計にこうした夏バテになりやすい状況になっているのではないでしょうか。


うまく暑熱順化ができれば、汗をかく機能が高まり、熱を逃がしやすい身体になります。そのためには、やはり軽い運動をして汗をかくのが一番なんですが…

  • 忙しくて運動の時間が取れない
  • 今はコロナの影響でジムなどに行くのが怖い
  • もともとインドア派で運動は苦手

といった人にとっては、なかなかハードルが高いかもしれませんね。


そこで今回は、お風呂で簡単に暑熱順化を高める方法をご紹介したいと思います。

これを暑くなる前の生活習慣とすることで、来る猛暑に負けないような身体づくりをしませんか?

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夏バテ予防に有効な入浴法

夏バテh防止入浴法
夏バテ防止に有効な入力方法のポイントは

  • 温度はややぬるめの 40度 ぐらい
  • 半身浴よりは 全身浴 の方が効果的
  • お湯につかる時間は 15分 程度
  • 2週間 以上続ける

  • こうすることで、発汗までのスピードが速くなり、上手に汗をかけるようになります。血流量が増して血の巡りもよくなります。

    入浴時間は目安です。額や顔から汗をかくまで頑張ってみましょう。

    入浴剤

    入浴剤はリラックス効果もあり、楽しみながら入浴できるので良いですね。

    特に、今回の入浴法には炭酸発泡系の入浴剤がベストマッチ。お湯の中に溶け込んだ二酸化炭素のはたらきで、ぬるめのお湯でも体の血流を良くしてくれます。

    または生薬タイプの入浴剤も、内側から体を温めてくれるのでこれもおすすめです。

    どちらも、汗をかきづらい体質の人でも汗をかきやすくしてくれます。

    注意事項

    あまり体調がよくない時には無理をしないこと。のぼせて体調を崩しては元も子もありません。

    それから、たっぷり汗をかくことになりますから、入浴前後でしっかり水分を摂るようにしてくださいね。

    また、暑くて汗をかくからと、すぐにエアコンで身体を冷やすのはNG。「汗をかく」というトレーニング効果が損なわれてしまいます。

    ウチワならOK。 蒸発によって放熱をするという本来の機能を生かすことになります。

    おすすめの時期は?

    効果的な時期は、遅くとも夏の前の梅雨時ですね。

    暑熱純化で発汗機能が上がってくるまでに、だいたい2週間かかるという研究報告がなされています。

    梅雨明けの2週間前ぐらいから、だいたい7月に入ったころから始めるのが良いでしょう。

    この時期になってくるとシャワーで済ませてしまう人が多いかもしれませんが、汗をかくために、しっかり湯船につかって全身浴しましょう。

    もちろん、もっと前の時期から、さらに言えば通年でこうした入浴方法を習慣としておくのでもぜんぜん構いませんよ~

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    なぜ夏バテするの?

    ところで、なぜ多くの人が夏バテをしてしまうのでしょうか。

    人間をはじめとするいわゆる恒温動物は、体温を一定にする働きを持っています。寒いときは、自然と体が震えて発熱しますし、逆に暑くなれば、自然と汗をかいたりして熱放散が増え、体温を下げようとします。

    こうした機能がしっかり働き、体温を一定に調整するには、自律神経の働きが重要です。

    自律神経には、アクセル役の交感神経ブレーキ役の副交感神経の2種類があり、一般的に相反する働きがあります。環境に合わせてこの両者がうまく切り替わることで、バランスが保たれ、健康を維持できます。


    体調が悪くなる原因として「自律神経失調」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これらの自律神経の調整機能のバランスが乱れて体調が崩れてしまうことがあります。

    夏バテもこれが大きな原因とされます。急な気温の上昇に対して体温調整しようとしても、体が慣れておらず自律神経の調整機能が追い付かないのです。

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    その他の夏バテ予防対策

    今回は、簡単に取り組みやすい、入浴による夏バテ予防対策についてお伝えしましたが、その他の予防法もご紹介しましょう。
    暑いにゃー
    • 運動で発汗機能up
    • バランスの良い食事
    • 質の良い睡眠で疲労解消

    運動で発汗機能up

    やはり一番良いのは適度な運動で発汗機能をアップすることです。ポイントは

    • 中程度の運動
    • 少なくとも15分以上、できれば30分程
    • 最初は軽く、負荷は徐々に上げる


    運動強度は、軽く汗をかく程度で。有酸素運動や速足ウオーキング、スロージョギングなどが良いですね。外での運動は苦手という方には、最近はけっこう良いエクササイズ系のTVゲームもありますので、こうしたものもおすすめです。

    ただし無理は禁物。新型コロナのステイホームでなまった身体で、しかも暑くなってからの運動、強すぎる運動は逆に熱中症の危険が高まってしまいます。

    日中の炎天下での運動を避けたり頑張りすぎないように注意しましょう。それと、汗をかいたら、水分を十分に補給することもお忘れなく。


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    バランスの良い食事

    人によっては、これを食べれば夏バテ解消するよ!というおススメがあるかもしれませんが、夏バテ対策としては、やはりバランスの良い食事が一番です。

    夏はそうめんなどの炭水化物に偏った食事になりがちですし、汗をたくさんかくとビタミンやミネラルが失われます。

    疲労回復にはタンパク質が不可欠。毎食で肉、魚、大豆製品のいずれか一品をとると良いですよ。

    ビタミンやミネラルを含む野菜やきのこなども意識して食べるようにしましょう。

    質の良い睡眠で疲労解消

    睡眠不足は疲労解消の大敵です。自律神経が乱れる原因になりますので体の全体的な機能が低下してしまいます。

    寝苦しい夜も睡眠の質を下げることになります。エアコンを使うと発汗機能を落とすからということで、夜にエアコンを使わない方がいますが、睡眠中にまで汗をかく修行をする必要はありません。

    快適に質の良い睡眠にするために、エアコンや扇風機も上手に活用していきましょう。ただし、風が直接カラダに当たらないように。

    おわりに

    今回は、夏バテを予防するためにおすすめしたい入浴方法についてお伝えしました。

    もう一度ポイントをおさらいしますね。

    • 温度はややぬるめの40度ぐらい
    • 半身浴よりは全身浴の方が効果的
    • お湯につかる時間は15分程度
    • 2週間以上続ける

    簡単ですから、ぜひお試しくださいね~

    15分なんて、youtubeで動画でも見てたらあっという間。お風呂の後のビールがうまくなるというおまけもついてきますよ!



    今回は以上です。
    最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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