冬が明け、桜の花が咲くころになると、犬山では待ちに待った一大イベントが行われます。

それが 犬山祭。

国宝犬山城の御膝下、城下町のあちこちでお囃子が鳴り、2日間にわたって街がお祭り一色に塗りつぶされます。

来場者数は推定 50万人とされ、大阪のだんじり祭りにも匹敵します。そして近年ますますその数が増加しています。

今回は、この犬山祭について徹底ガイドしていきたいと思います。


何を隠そう、私は犬山マニア。昨年来、何度か訪れ、いろいろなことを知っていくうちに、犬山にとって年に一度のこのお祭りがいかに重要なものであるかを知るに至りました。

絶対にいつか行ってみたい!と夢中になって祭りのことをあれやこれや調べてみました。

初めて行かれる方のガイドとして少しでもお役に立てれば、この努力も報われようというもの。よろしければぜひ見ていってくだいね!


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最初にご紹介するのは犬山祭のダイジェスト動画です。
まずはこれを見ていただければお祭りの雰囲気をざっとつかめると思います。(2分20秒)



2018年の犬山祭の日程

春の犬山祭は 毎年4月の第一土曜日とその翌日の日曜日 に催されることになっています。


 2018年の第384回犬山祭

4月7日(土)~4月8日(日)


一日目は試楽祭(しんがくさい)と呼ばれ、二日目は本楽祭(ほんがくさい)と呼ばれます。名前から推察するに、神事としての本番が執り行われるのが本楽祭で、試楽祭はその予行演習という位置づけでしょうか。


今年の開催日はカレンダー的に最も遅いタイミングになります。

そうなるとお祭りの背景として彩りを添える桜の開花時期との兼ね合いもちょいと気になりますね。で、調べてみました。↓↓

名古屋地方の桜の開花日は?

気象庁のホームページで名古屋地域のさくらの開花と満開の平年値を調べてみたところ、以下のようになっていました(1981年-2010年の平均値)。

■ 開花の平年値

 開花日:3月26日
 満開日:4月3日



平年値からすると、2018年の犬山祭は桜満開の時期から少し後ろに外れた時期ということになります。

実際、既に葉桜になってしまいました・・・・(4月6日現在)




長期予報はともかく、お祭りの日程が実際に上記の通りに行われるかどうかはやはり当日のお天気次第。

日程はもちろん、祭りの主役である 車山(注)の運行も気になります。雨になった場合、どうなってしまうのでしょうか?
傘

雨天の場合はどうなる?

少雨ならビニールシートをかぶせるなどして運行される場合もありますが、車山の運行数や時間など規模が縮小される可能性もあります。

雨風が強い場合は運行がすべて中止されることもあります。「中止」の判断となった場合、残念ですが日程をずらすなど延期はありません。


当日朝の開催状況は午前8時ごろに犬山観光情報のホームページで発表されます。アクセスが集中してスムーズに繋がらない場合は『わん丸君のTwitter』でもお知らせされますのでこちらのリンクをたどるか、「@wanmaru」で検索してみてください。


 車山
お祭りなどで曳かれる屋台のことは地方によって鉾(ほこ)、山車(だし)、車楽(だんじり)などと呼ばれます。

犬山の場合は、漢字では「車山」と書き、「やま」と読みます。

開催場所

続きまして、お祭りの鑑賞スポットのご紹介です。

犬山祭は、お城の南側登城口に位置する
針綱(はりつな)神社
の祭礼です。神事はこの神社を中心に行われます。

また、両日の午前中には犬山城前広場13輌の車山が総揃いし、からくりも披露されますので、ここは見逃せません。

また、車山および練り物が各町内から神社にかけて巡行する城下町一帯もメインの開催場所となります。

その他に、次章に示すスケジュールで車山運行のポイントとなる部分も含め、おさえておくと良い鑑賞スポットをまとめますと以下のようになります。下の城下町マップでは、これらの場所をピンク色で示しています。

  • 針綱神社(犬山城前広場)
  • 犬山駅西口ロータリー
  • 本町交差点
  • 余坂町
  • 外町


犬山祭アニメマップ
マップ上で点線の L字 で示したルートがメインの通りです。犬山駅西口から本町交差点までの大通りと、そこから犬山城までの本町通りです。

このルートの道のりは1キロちょっとぐらいで、寄り道せずに歩けば15分ぐらいの距離ですが、つい覗きたくなる・食べたくなるお店やグルメがたくさんあります。さらにお祭りの際には屋台も多く並んでたいへん賑わいます。

逆に言うと、この本町通りはたいへん賑わう上にそんなに広い通りではないので、急ぎたい時にはそこは避けて1本裏通りを通れば比較的スムーズに移動できます。

マップ上で「~町」と赤文字で示してあるのは各町内の 車山蔵(車山の格納庫)を表しています。

殆どの蔵は管理する町内ごとに個別に設置されていますが、どんでん館 だけは例外で、中本町、名栗町、下本町、鍛治屋町の車山4輌がまとめて置かれています。

どんでん館
どんでん館

それぞれの車山蔵を出発して、町内の狭い路地を大きな車山がうまく通り抜けていく様子も見どころですよ。

車山の運行スケジュール

このお祭りを楽しむには、車山の運行スケジュールの把握が欠かせません。

2018年も、例年とほぼ同様に以下のような流れになります(イベント時刻は進行状況によって変更されることがありますので、目安とお考え下さい)。

両日とも、午前中に針綱神社前(犬山城前広場)で13輌の車山が一同に勢ぞろい(車山揃え)し、順次からくりを披露して大きく二手に分かれます。一日目(試楽祭)では 神社組と駅前組 に分かれ、二日目(本楽祭)では 北組と南組 に分かれます。

一日目(試楽祭)の流れ

<概略>
  • 朝、針綱神社に集結。
  • 午後からは、先に駅前組がからくりを披露後、犬山駅西口ロータリーへ向かう。
  • その後に神社組がからくりを披露後、その場で待機。
  • 夜、提灯を点灯し、それぞれ駅西口針綱神社を出発。
  • 城下町を運行し、各町内に帰着。

<詳細>
試楽祭 神社組
熊野町、練屋町、魚屋町、外町、本町、寺内町
駅前組
余坂町、下本町、中本町、新町、枝町、名栗町、鍛治屋町
8:00-10:40
13町内から車山が出発して針綱神社前に集結
10:55-
オープニングセレモニー
13:40-15:10
6輌の車山が順次からくり披露し、その場に待機
12:00-13:30
7輌の車山が順次からくり披露し、犬山駅西口へ移動
夜車山の準備
18:00ごろ
提灯点灯開始
18:45-
針綱神社から移動開始
19:00-
犬山駅西口で夜車山曳出し式
19:35-20:10
本町交差点でどんでん
19:30-20:00
駅前から移動開始、
どんでん
21:45ごろ
各町内に帰着

犬山城

二日目(本楽祭)の流れ

<概略>
  • 朝、針綱神社に集結。
  • 神事。
  • 順番にからくりを披露し、方向転換のどんでんを披露。北組と南組に分かれて運行され、それぞれ余坂町、外町に向かう。
  • 夜、提灯を点灯し、それぞれ余坂町、外町を出発。
  • 城下町を運行し、各町内に帰着。

<詳細>
本楽祭 北組
枝町、魚屋町、新町、練屋町、寺内町、余坂町
南組
下本町、中本町、熊野町、本町、鍛治屋町、名栗町、外町
8:00-9:20
13輌の車山が針綱神社前に集結
3町内の練り物も到着。神社本殿で例祭の神事。広場では車山揃え。
9:50-15:00
針綱神社に順次からくり奉納、どんでん
余坂町に向かう 外町に向かう
夜車山の準備
18:00ごろ
提灯点灯開始
18:30-
移動開始
18:40-
移動開始
19:55-20:05
針綱神社でどんでん
19:20-19:50
本町交差点でどんでん
21:45ごろ
各町内に帰着

車山のミニチュア
さて、上の表にでてきた「どんでん」って何やねん?という方もいらっしゃるかもしれませんね。

どんでんとは「どんでん返し」に由来していて、車山を方向転換させる荒技のことを指し、犬山祭の見どころの1つとなっています。

次の章から、犬山祭の歴史や見どころについて、さらに掘り下げてご紹介していきます。

お祭りをより深く楽しむためにも是非チェックしてみてくださいね~


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犬山祭の歴史

犬山祭は、江戸時代の寛永12年(1635年)以来、今日まで380年を超える長い歴史があります。

1635年頃といえば、日本史的には三代将軍徳川家光の時代。江戸幕府の基盤がそろそろ固まりつつありました。世界史的にはガリレオ・ガリレイが「それでも地球は回っている」と言ったとか言わないとかの頃です。

もともとは城下町が大火の災難に遭った際、その厄落としとして、下本町が馬の塔を、魚屋町が茶摘の練り物を出したことが始まりとされています。

犬山城下はかつて木曽川を介した木材輸送の要衝として大いに栄えました。犬山祭はそうした財力を背景として発展した町衆のお祭りです。以来、近隣の地域も含めて、代々の住民達の絆によって支えられてきました。

江戸時代の祭りのジオラマ
城とまちミュージアムのジオラマ


文化財としても高く認知されています。

国の重要無形民俗文化財でもあり、さらに2016年には、国内の33件の「山・鉾・屋台行事」の1つとして、ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

お祭り行事そのものだけでなく、生活の中で継承してきた無形の文化や技術、習慣などが 「持続可能な文化」 として保存に値すると認められたのでしょう。

犬山祭の見どころ

見どころとして次の4つは外せません。

  • 見所①:豪華絢爛な昼車山(ひるやま)
  • 見所②:幻想的な夜車山(よやま)
  • 見所③:勇壮な車山の曳き回し
        -どんでんと車切り
  • 見所④:からくり

見所①:豪華絢爛な昼車山

犬山祭の主役はまずはなんといっても車山です。その豪華絢爛な様は動く美術工芸品とも言われています。

車山にはそれぞれ名前がついています。下の写真の車山は寺内町の「老松」ですね。繊細なからくりの動きが見どころで、ぜひ見てみたい車山の一つです。

犬山祭り
犬山祭り / misooden


車山は大きいのだ
高さ8m、人が乗ると重さ3~5トンにもなります。13輌のうち、12輌は3層構造で、1輌は船形です。装飾もそれぞれ個性的です。

城下町の中心部は道は狭いですが電線の地中化が行われているので、このように巨大な車山が運行している姿がとっても映えるんです。きっと電柱や電線のない江戸時代もこうだったのでしょう。

車山の構造は?
3層構造は上から上山(うわやま)、中山(なかやま)、下山(したやま)と言います。上山にはからくり人形、中山には人形の繰り方、下山にはお囃子方が乗ります。

屋根を支えている上山には4本の柱があるだけで、筋交いがありません。からくりが周りからよく見えるようにという配慮でしょう。なので、どんでんを行うと変形してきしみます。特に夜車山でのどんでんでは上山の提灯がはげしく揺れるのでハラハラします。

子供たちも頑張ってます
お囃子方は笛を担当する若衆と太鼓を担当する子供たちからなり、人自体も下山と呼ばれたりします。からくり演目の他、巡行しているときは運行状況によって演奏する楽曲が異なり、平坦な道を進むとき、方向転換をするときなど、使い分けます。ずいぶんと練習するんでしょうね。

勇壮な車山の曳き回しの中で、華を添えるのが子供たちが着る金襦袢。立体的な刺繍が施されたものや夜には電飾で光るものもあります。

子供たちが山車に乗る時、降りて帰る時、てこ衆(車山の曳き手)の男性に肩車されます。人ごみの中で両手を広げたその姿は結構目立ちます。仲の良い親子なのかと思いきや、家と車山の間では足を地面に着けてはいけないという習わしがあるのだそうです。

車山のエンジンはどこに?
車山には引綱がありません。練り歩きの際には子供たちが引く綱が付けられますが、本気で引っ張るわけではないようです。後ろの人もそれほどしっかり押している様子でもないのに、車山は静かに進んでいきます。動力はどこにあるのでしょうか?

下にあります。もちろん人力。下山のさらに下、文字通り、縁の下の力持ちが車山を動かしています。

釘を1本も使っていない
車山はみごとな大工技術によって出来上がっており、釘は1本も使われていません。これにより、定期的に解体(車山こわし)と組み立て(車山組み)を行うことができ、解体・組み立ての技術継承と車山の点検も行っています。

1輌だけ梵天が無いっ
ところで、13輌の車山をひとつひとつよく見ると、1輌のみ、梵天(屋根の前後に付いてる白いはたきのような飾り)がありません。下本町の「應合子(おうごうし)」です。付け忘れたのではなく、ましてや落っこちたわけでもありません。

その理由は諸説あるようですが、城とまちのミュージアムの解説ボランティアの方(?)に聞いた話では、昔あることで神社と対立して、その抗議の意味で付けなくなったとか。

よく見ると、梵天のかわりの魔除けとして鬼瓦が付けられています。

もはやお約束なんでしょうけど、何百年も続くケンカって・・・なんか、おもしろいですね。

見所②:幻想的な夜車山(よやま)

下の写真、すごくきれいだなと思ったのでインスタより引用させていただきました。空はまだ真っ暗になる前で、提灯の明かりとのバランスが絶妙ですね~

夜車山をきれいに写真に撮ろうと思えば、フラッシュ厳禁なのは言うまでもありません。夜車山に臨む際にはお使いのデジカメやスマホの夜間モード撮影法の予習は怠りなく!

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無数の提灯と夜桜との競演
夜になるとそれぞれの車山はお色直しを施され、無数の提灯が灯されます。

夜桜を背景としたその姿はまさに幻想的。

三層ともびっしりと提灯で覆われ、その数365個。1年間を表しているそうです。

しかも電飾ではなく全て本物の蝋燭ですので、炎はゆらゆらとまたたきます。昼間の勇壮な姿からは想像もつかないほどのギャップがたまりません。

「光のやま」が動く
そして光のやまは静かに進み、要所では夜でも車切りやどんでんを見せてくれます。そのとき、提灯は大きく揺れて巨大な生物のよう。つい、燃えないの?と心配になります。

・・・やはり火が付くこともあるそうで、万が一に備えて車山には消火器が積まれています。


見所③:勇壮な車山の曳き回し
-どんでんと車切り-


車山が曳かれていく時、狭い城下町で方向転換をするためにどんでんと車切り(しゃぎり)という必殺技が繰り出されます。

どんでん
車山の片方の車輪を十数名のてこ衆が力を合わせて持ち上げ、ウイリーさせた状態で反対側の車輪を軸に向きを90度ないし180度を変える動きのことです。

針綱神社でのからくり奉納後、車山を後退させるときにどんでんが行われますが、方向回転だけでなく、どれだけウイリーした状態のままで長い距離を曳けるかを競うのも見せ場となっています。

名栗町によるどんでん(3分05秒)


巨大な山車を男たちが強引に操るさまは大迫力です。途中で何度も気合を入れ直し、まさに力が尽きるまでの真剣勝負。

掛け声が飛び交い、観客からも拍手と声援が湧きおこります。

車切り
全ての車輪が地についたままで、強引に引きずって方向を変えることです。どんでんがウイリーなら、こちらはドリフトですね。

練屋町による車切り(1分28秒)


掛け声とともに、体重をかけて一気に押し切る様は、ラグビーのスクラムのよう。

城下町のところどころが石畳になっており、そこで車切りが行われる時、車輪に巻かれた鉄と石がこすれます。石の上は滑りやすくて押しすぎてもいけないそう。ガガガという音が緊張感を生みます。

そしてピタリと方向が決まれば、あとは何事もなかったかのように狭い路地を静かに進んでいきます。


いずれも、ただ力を出せば良いわけではないのですね。年長の役員さんやリーダーによる的確な指示がゲキとなって飛び交います。統制のとれた無駄のない動きになっているのがとってもクールです。

荒技のスケジュール
どんでんは何時どこで行われるかがある程度決まっています。いい場所がとれたら、ぜひ写真ではなく、動画で撮りたいですね。

先ほど、車山の運行スケジュールと合わせてどんでんのスケジュールも示しましたが、もう一度おさらいしておきます。

■ 試楽祭
 19:30~20:00 犬山駅西口前でどんでん
 19:35~20:10 本町交差点でどんでん

■ 本楽祭
 10:20~15:00 針綱神社前で順次からくり奉納後にどんでん
 19:20~19:50 本町交差点でどんでん
 19:55~20:05 綱島神社前でどんでん

車切りの方は特にスケジュールなどはなく、必要に応じて随時行われます。車山にはステアリングホイールがありませんから。。。

見所④:からくり

二日間とも、13輌の車山が針綱神社に集合し、順次からくりが披露されます。1日目の試楽祭では観客に対して披露されるのに対し、2日目の本楽祭では神事として神社の本殿でからくりが奉納されます。

2日目の奉納のからくりは本殿の方に正面を向けるので、観客の方からは1日目の方が見やすいようです。

その他に、城下町の要所要所でもからくりが披露されます。

スケジュールとしてはっきりしているのは 針綱神社前 でのからくりです。

■ 試楽祭
 12:00~15:10 先に駅前組、次に神社組が順次からくりを披露

■ 本楽祭
 9:50~14:30 針綱神社前で順次からくり奉納

どちらも大変な混雑となりますが、からくりは高い位置にありますので意外に見やすいように思います。

遠すぎると、人形はそんなに大きくないのでやはり見づらいです。からくりの細かいところを見るなら オペラグラスや双眼鏡 があると良いかもしれませんが、私的には周りの雰囲気も感じたいので肉眼のほうがいいかな。

高そうなカメラを持った「通」的な人やプロの報道の方々は脚立のようなものを持参してたりします。さすがの装備ですね~

各町内のからくり

犬山祭のからくり人形の演技は江戸時代から伝わっています。13輌の車山すべてが異なる演目、動きのからくりを載せています。

ただの操り人形と思っていたらとんでもない。大車輪やら逆立ちやらの離れ業も満載で、人形の匠、操る技とも本当に見事なものです。

寺内町のからくりの動画(5分36秒)


以下に各町内の車山名とからくりの概要を示します。

からくりが多少見えにくい位置にあっても、演目の概要を知っていれば、何をやっているのか察しがつこうというもの。 

離れ業系や激しい動き系など、私が個人的に興味がある部分を赤文字にしています。

なお、表の順番は本楽祭でのからくり奉納の順番です。
奉納順 町内名 車山名
演目ポイント
1 枝町
(えだまち)
遊漁神
(ゆうぎょしん)
恵比須様が魚釣りをします。何度か失敗した後、やっと大きな鯛を釣り上げます。お供の子供(唐子)と共に大喜び。最後に釣った鯛をかごに収めます。
2 魚屋町
(うおやちょう)
眞先
(まっさき)
異なる高さの杭の上を歩く2足歩行ロボットのような「乱杭渡り」。一歩一歩に観客がどよめきます。最後は巻物に飛び移ってしゅるしゅると退場。見事な離れからくり技です。
3 下本町
(しもほんまち)
應合子
(おうごうし)
二体の人形が肩車で合体したり離れたりするのが名前の由来です。鉄棒の大車輪のような大技が見どころ。
4 中本町
(なかほんまち)
西王母
(せいおうぼ)
唐子が枝から枝へ回転しながら飛び移る、離れからくり「綾渡り」が見どころ。
5 熊野町
(くまのちょう)
住吉臺
(すみよしだい)
「唐の白楽天と老漁夫の知恵問答」を表現しています。折り紙の技法を応用した人形の変わり身の速さが見どころ。
6 新町
(しんまち)
浦嶌
(うらしま)
唯一、船形の車山です。
いわゆる浦島太郎のお話です。玉手箱を開けると煙が出ておじいさんに早変わり。慌てふためくがもう遅い。がんばれ浦ちゃん!
7 本町
(ほんまち)
咸英
(かんえい)
三人の唐子が楽しく遊びます。台の上で片手で逆立ちして太鼓をたたきクルクル回る離れからくりが見どころ。また3体の人形の華やかな細工や衣装も見事です。
8 練屋町
(ねりやちょう)
國香欄
(こっこうらん)
牡丹の花が開くと中から獅子頭が出てきて踊りまくります。それに合わせて周りの人形も髪を振り乱して踊りまくる。最後は獅子頭がまた花の中に納まり、人形はその花を花台に戻します。離れからくりの一種ですね。
9 鍛冶屋町
(かじやちょう)
壽老臺
(じゅろうだい)
箱の中から唐子が出てきて踊ります。そばにいた別の人形の顔が獅子になってこれまた踊りまくります。
10 名栗町
(なぐりちょう)
綘英
(ほうえい)
特徴的なソロの笛の音が魅力的です。何度か梅の花びらが舞い散り、そのたびに歓声が沸き起こります。
11 寺内町
(じないちょう)
老松
(ろうしょう)
日本誕生の神話を表現した演目です。たいへん繊細で滑らかな人形の動きが見どころ。最後の鳥居や社殿への早変わりもすばらしい
12 余坂町
(よざかちょう)
寳袋
(ほてい)
二福神によるありがたい演目です。大黒様が福槌を振ると、宝袋の中から宝船に乗った恵比須様が現れます。そして踊る、踊る。最後に、宝袋を元通りにするのがいかに素早くうまくいくかが見どころ。(個人的には大黒様の顔色が悪いのがちょっと気になる・・・)
13 外町/蘇登町
(そとまち)
梅梢戯
(ばいしょうぎ)
本楽祭最後の演目です。大きな人形と小さな子が梅の下で遊んでいます。太鼓をたたいたり、逆立ちしたり、尻もちをついたり。春先にふさわしいほのぼのとした演目です。

なかなかのバリエーションですね。

お好きな車山だけでも追っかけしてみようと思えば、下記↓↓の「車山運行ナビ」が強い味方になるでしょう。



* * * *
次から、お祭りで犬山を訪れる際に役立ちそうな情報をいくつかまとめています。

こちらもぜひ、ご覧ください。


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車山運行ナビ

13輌の車山はそれぞれ特徴があり、個性的です。コアな車山ファンであれば、お目当ての車山の追っかけをしたい!となりますよね。でもそれが複数あったりするとどこへ行けばよいやら・・・

そんな方々に朗報です。犬山祭保存会が運営している「車山運行ナビ」が役に立つでしょう。

各車山に GPS が付けられ、今どこにいるのかネット上でリアルタイムにわかる仕組みになっています。伝統的なお祭りですがしっかりハイテクも導入されているんですね。

(※なお、「リアルタイム」なので、使えるのはお祭り当日のみです)

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フリーWifi情報

Free Wi-Fi symbol 犬山城下町では、フリーの無線LANサービス

.Inuyama_Free_WiFi

が利用できます。市が運営する公共サービスです。

下記の11施設に設備が設置されています。

  1. 犬山観光案内所(名鉄犬山駅構内)
  2. 旧堀部家住宅
  3. どんでん館
  4. 旧磯部家住宅
  5. 犬山城下町観光案内所
  6. 中本町ポケットパーク
  7. 犬山市福祉会館 
  8. 城とまちミュージアム 
  9. からくり展示館
  10. 犬山城入場門 
  11. 余遊亭




上記↑↑の「車山運行ナビ」や、過去のお祭り動画などを現地でチェックする時にぜひ活用したいですね。

問合せ・相談はこちら!

犬山は観光案内所が充実しています。わからないことがあれば「犬山のプロ」に相談してみましょう!

■ 犬山観光案内所
犬山市大字犬山字富士見町14
電話:0568-61-6000
営業時間:9:00-17:00
メモ:名鉄犬山駅構内にあります。
犬山駅構内案内所
■ 犬山城前観光案内所
愛知県犬山市犬山北古券12
営業時間:9:00-17:00
メモ:犬山城のふもと、第一駐車場のすぐ近く。古い地図には体育館脇と載っていますが、体育館移転のため現在は犬山神社の境内にあります。道路には面していないのでちょっとわかりにくいかも。コインロッカーがあります。
犬山城前観光案内所
■ 犬山城下町観光案内所(閉鎖)
犬山市犬山東古券76
営業時間:10:00-16:00
メモ:城下町の真ん中あります。ありました。
こちらは2018年3月31日をもって閉鎖となっています。
犬山城下町観光案内所
■ 犬山国際観光センター
愛知県犬山市松本町4-21 フロイデ
電話:0568-61-2825
メモ:城下町中心地からはやや離れた場所にあります。マスコミ関係者や旅行会社関係者の相談窓口はこちら。

公式情報

2018年犬山祭の公式パンフレットはこちらからダウンロードできます。

2ページ目のマップには車山運行ルートと交通規制図が記載されています。

概ね、昨年と同様の内容のようですが、第二駐車場の位置が変わっています(内田防災公園内)のでご注意ください。

スマホ片手に散策
その他、本記事のリサーチは基本的に2017年以前の情報を基にしています。

当年のお祭りの詳細な案内は 3月上旬 ころ、犬山観光情報のホームページ などで公開されます。

当ページも随時更新していくつもりですが、最新の情報は念のため上記公式情報でご確認いただければと思います。

犬山城下町の食べ歩き

城下町にはいろいろと美味しいお店がたくさんあります。

本町通りの 昭和横丁森のマルシェ といった集合店舗型のものから、落ち着いた静かな隠れ家のようなお店もあり、そうしたお店を見つけるのも楽しみの1つです。
昭和横丁内部の様子


また、犬山は「串物の町」としての知名度も上昇中です。下記の記事では、その串物の中から特に選ばれた「串キング」について詳しくご紹介しています。

■ 関連記事
>>犬山城下町で食べ歩き!マップ片手に歴代串キング巡りをしよう


さらにお祭りの時には屋台もたくさん並びます。メインの本町通や駅前通りの両側はもちろん、普段は駐車場となっているところにもたくさんの出店や屋台が出ます。

はてさて、限られた胃袋をどちらで満たしましょうか。

犬山城下町へのアクセス

自動車でのアクセス

所要時間

公式には下記の各ICからの所要時間はいずれも約25分となっています。しかしこれは通常時のお話。お祭り期間には会場に近づくにつれて混雑しますのでもっとかかると考えておいた方が良いでしょう。
  • 名神高速 小牧IC
  • 名古屋高速 小牧北IC
  • 中央道 小牧東IC
  • 東海北陸自動車道 岐阜各務原IC

駐車場

城下町には主な駐車場が3カ所あります。
  • 犬山城第一駐車場(キャッスル駐車場)普通車1日500円
  • 犬山城第二駐車場(内田防災公園/2018年3月22日から)普通車1時間300円、1日1800円
  • 犬山城第三駐車場(市役所隣)普通車1時間200円(1日上限料金設定なし)

第一駐車場は犬山城下町に最も近いし、料金が低めなのでとても便利ですが、早朝ですぐに満車になってしまいます。

第二駐車場は2018年3月にできたばかりなので、比較的ねらい目ですが、ちょっと1日料金が高いのが考え所。

第三駐車場は城下町から離れていますので比較的すいていますが、1日料金設定がないので長時間停めるとけっこう高くつきます。

その他、お祭り期間には成田山の参拝者用駐車場や木曽川沿いの緑地などが臨時解放されます。

しかし!
このようにご紹介はしたものの、お祭り期間はやはり混雑が予想されます。

traffic-jam
早朝に来場できる場合や、宿泊先等で駐車場を確保されてる場合は別ですが、可能な限り公共交通機関をご利用になることをおすすめします。

電車でのアクセス

犬山城下町へはJRではなく名鉄を使います。

最寄りの駅は 「犬山駅」 です。城下町へは改札出て西口に出ます。
名鉄犬山駅
名鉄犬山駅のウエルカムボード


あるいは 「犬山遊園駅」 で降りて、木曽川沿い遊歩道の見事な桜並木をゆっくりと散策しつつ、お城方面に向かうのもおすすめです。

そうそう、この木曽川沿いの遊歩道では、毎週日曜日の朝6:30~8:00の間朝市 が行われています。本楽祭当日も通常通り実施される予定だそうです。ちょっと朝早いですけど、地元の方々とふれあって、お祭りの楽しみ方などを教えてもらうのはいかがでしょう。

周辺観光地間のアクセス

犬山周辺にはいろいろな観光スポットがあります。お祭り見物のついでに訪れてみませんか?

下記記事は犬山城を観光したときの経緯をレポートしたものです。ついでに、犬山城だけでなく、明治村やモンキーセンターなど周辺の観光スポットとの移動所要時間などもご紹介していますので、ご参考になさってみてください。

犬山巡り所要時間■ 関連記事
>>犬山城観光の見所はココ!所要時間90分で戦国の名城を攻略!



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最後に

■ 犬山祭の見どころは
  • 豪華絢爛な昼の車山
  • 幻想的な夜の車山
  • 豪快な引き廻し
  • からくり

■ お祭りを楽しむためのポイントは
  • 山車の運行スケジュールをしっかり確認
  • 保存会の山車の運行ナビも要チェック!
  • からくりをじっくり鑑賞するには双眼鏡があるといいですが肉眼でも十分見えます


基本的に観光地なので、何時ごろ行かれてもあれやこれや楽しめると思います。お祭りの喧騒に少し疲れたら静かなカフェで休憩したり、木曽川沿いの遊歩道のお花見もいかがでしょう。

お祭りは2日間ありますが、少なくとも1日は、朝から晩までがっつり訪れてみたいなあ。

長くいられる方は、春とはいえ朝晩はまだ肌寒い時期ですから、調節しやすい服装でおでかけになるといいかもです。

「犬山祭は二度より三度」と古くから言われています。見れば見るほどに奥深く、味わいがあり、見る度に新たな発見があるという意味だそうです。

それだけ見どころが多彩であり、人を引き付ける魅力があるということなんでしょうね。

さらに、2018年は戌年(いぬどし)!ということで犬山ではいろいろなイベントが計画されています。

城下町だけではありません。
明治元年から起算して満150年でもあるこの年、明治村でも記念の催しが予定されています。

2018年、ますます犬山は熱くなりそう! 今年こそ、犬山祭に行ってみませんか?


今回は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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