先日ネットでタイヤを購入した際、送料無料とするためにチェーンクリーナーツールのセットを抱き合わせで買っていたのですが、すっかり忘れてました。

特に用事もなく、とにかくいい天気だった6月のある休日。ふとそのチェーンクリーナーのことを思い出し、チェーン洗浄してやろうと思い立ちました。

以前はパーツクリーナー(細長いスプレー缶の有機溶剤ですね)と歯ブラシを使ったりしてチェーン洗浄してたんですが、あまり効率的でなく、周りも何か黒いのが飛び散って汚れやすかったので、とっても大変でした。

ところが今回初めて専用のチェーンクリーナーツールを使ってみて、その簡単さと洗浄具合に素直に感動しました。自転車の走り自体も、体感できるレベルで軽くなりました。

上のアイキャッチ画像が洗浄後のチェーンです。写真ではいまいち薄汚れて見えますね。チェーンがかなり年季がはいってしまっているのと、写真の光線の当て方がヘタなせいです。実物はもう少しキレイな感じです。

残念ながらbefore写真は撮ってませんでしたが、本当に真っ黒でした。

その他にも写真をとりましたので、チェーンクリーナーツールの使い方のポイントや注意事項など、順を追ってご紹介したいと思います。


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今回使用したチェーンクリーナーツールのセット

今回、使用したのは以下のツールセットです。

パークツール(ParkTool) チェーンギャング チェーンメンテナンスセット CG-2.3

■ セットの内容

▼ CM-5.2:サイクロン (クリーナー本体)
▼ CB-4:シトラスチェインブライト(237mL) (洗浄液)
▼ GSC-1:ギアクリーンブラシ


クリーナー本体が「CM-5.2」で、そこに入れて使う洗浄液が「CB-4」、併せてギアなどを掃除するためのブラシが「GSC-1」という型番です。それぞれ、単品でも購入することができます。

また、クリーナー本体については、消耗品として内部のブラシだけで購入することができ、永く使えそうな印象で好感がもてます。

チェーンクリーナーセット一式


以下がこのクリーナーの構造です。
チェーンが左から右に進みます。チェーンが進むとブラシが回転します。

ブラシ1がチェーンの外側を磨き、ブラシ2,3がチェーンの内側のブラッシングをします。

最後にスポンジの関門があって、洗浄液を拭い落とすんですね。

洗浄液は下にたまっていて、ブラシが回転しながら浸るようになってます。

左手の親指で持っているのがハンドル部分で、下の写真のように取り付けます。

ブラシ類はいずれも剛毛で、これでチェーンの汚れをカキ落としてくれます。前述のようにクリーナー本体のブラシだけで別途購入できますので、へたってきたら交換できます。

以上がクリーナーの概要です。
次から、作業手順を順を追って説明していきますね。

手順


  1. 準備
  2. 周囲の養生
  3. クリーナーをチェーンにセット
  4. 洗浄液投入
  5. ペダルをグルグル・・・
  6. ギアもブラッシング
  7. 洗浄液リフレッシュしもう一度
  8. ふき取り&乾燥
  9. 仕上げにチェーンオイル
  10. 撤収

1.準備

まずは必要なものを準備します。

  • チェーンクリーナーセット
  • メンテナンス用スタンド
  • 手袋
  • ウエスまたはペーパータオル
  • 新聞紙 
  • レジ袋
  • ガムテープ
  • チェーンオイル


メンテナンス用スタンド
ママチャリなど、もともと両足スタンドが付いていれば不要ですが、そうでない場合はメンテナンス用スタンド(ディスプレイスタンド)があると便利です。
(画像をクリックするとAmazonのサイトに飛びます)

基本的にクリーナーでのチェーン洗浄自体は、ペダルを逆回転するのでタイヤは接地していてもよいのですが、できればシフトチェンジもしたいところ。順方向でタイヤがを空転できるメンテナンススタンドを用意した方が作業性が良くなるのでおすすめです。

車体を上下ひっくり返した、パンク修理などでよくやるメンテナンススタイルは、このチェーン洗浄ではやめておいた方が無難です。なぜなら、汚れた洗浄液が垂れてきて自転車本体が汚れてしまうからです。

手袋
汚れ防止用です。今回は都合によりポリ製のものを使っていますが、本来ならラテックス製(薄いゴム製)が良いかなと思います。

ウエスまたはペーパータオル
汚れた洗浄液を拭うのにたくさん使用しますので、ウエスよりはペーパータオルの方が良いと思います。厚手のキッチンペーパーでOKです。

ティッシュペーパーは水分を含むとすぐべちゃべちゃになるのでNG。新聞紙は逆に瞬間的な吸収力が今一歩ですので汚れを拭うのには向いていないかな。

新聞紙
養生用および、洗浄液を吸わせるために使います。今回は朝刊2日分ぐらい使いましたが、念のため多めに用意しておきましょう。

レジ袋またはゴミ袋
汚れものを入れます。この中に新聞紙をいれて、汚れた洗浄液を吸わせるようにします。念のため2重にしておくとよいです(間に新聞紙を入れるとよい)。

ガムテープ
養生のための新聞紙を固定するために使います。

チェーンオイル
チェーン洗浄後、最後の仕上げでチェーンに潤滑油をつけます。

2.周囲の養生

以前にやってた方法(パーツクリーナー+歯ブラシ)ほどではありませんが、洗浄液が周りに飛び散りますので、周囲の養生が必要です。

特に地面。汚れた液体が垂れます。環境にもよくないですし、駐車場などで作業する場合、野外だからとなにも敷かずに作業してしまうと後が大変ですよ。

タイルやベランダなども汚れがシミになってしまいますので、広めにしっかり養生しましょう。下の写真は最初の段階のものですが、ちょっと床の新聞紙の面積が小さすぎました。後でもっと広めに養生しました。


レジャーシートを敷くのもよいですが、本当にデロデロな汚れが周りに飛びますので、そのまま丸めて捨ててしまえるよう、その上に新聞紙を敷いておくのがよいでしょう。

風で吹き飛ばされないよう、周りをガムテープで止めておくとよいと思います。

自転車のフレーム周りも養生しておきます。後タイヤのリムにもけっこう洗浄液が飛び散りました。

3.クリーナーをチェーンにセット

まず、クリーナーにハンドルをつけます。持ちやすくなります。

左右の金具がクリップになっていますので外します。

クリーナーの上ブタを外して、下側のチェーンにあてがいます。

クリーナーの上ブタを取り付けて、左右のクリップ金具を留めます。クリーナー本体の中をチェーンが貫通している形です。

4.洗浄液投入

写真の上部左側に洗浄剤の投入口があります。

クリーナーに液面のラインが書いてありますので、大体そのラインを目安に洗浄液を入れます。フタを閉めた後で洗浄液を入れられるので扱いやすいです。

5.ペダルをグルグル・・・

左手でクリーナーのハンドルを持って、右手で自転車のペダルを逆回転方向に回します。

グルグル、グルグル・・・

あまり速く回すと液の飛びちりが多くなりますので、抑え気味に。ゆっくりでもブラシは一生懸命働いてますからしっかり汚れは落としてくれます。

たまにシフトチェンジをして、リアのギア(スプロケット)の全てのギアに洗浄液が行き渡るようにします。

取扱説明書には「×30」と書いてありますのでとりあえず、30回まわします。確かにこれくらい回すと洗浄液は真っ黒になって、これ以上は汚れが落ちないだろうな感がでてきます。


6.ギアもブラッシング

クルクルの方はいったんお休みして、チェーンと接するギアも掃除します。

クリーナーはチェーンを挟んでフタはクリップで固定されてますので、手を放しても大丈夫です。ギア掃除のあとで洗浄液を入れ替えるので、この時点でクリーナーを外しちゃっても良いです。

セットに付属するギヤクリーンブラシを使ってギアもお掃除します。徹底的にやろうと思えば、スプロケットを分解して・・・とかいろいろやり方があると思いますが、私にはそこまでのスキルはありません。とりあえずブラシが届く範囲でギアをブラッシングしてやります。

リア、フロントのギア、ディレーラーのところも。洗浄液が付いていることもあって、ボロボロとゴミが落ちてきます。

チェーンが接する部分は、そこそこ、きれいになりました。

7.洗浄液をリフレッシュしてもう一度

ペーパータオルで拭きながらグルグルしていたので、洗浄液はだいぶ減っています。底の方はドロドロ状態。もう洗浄液は限界まで汚れてます。

レジ袋の中に新聞紙やらペーパータオルを入れておき、いったん真っ黒に汚れた洗浄液をそのレジ袋の中に棄てます(※)。

クリーナー内部のブラシやスポンジを外し(簡単に外せます)、中部の汚れを軽くふきとります。
そして再びブラシ等をセットし、チェーンを挟んでフタを固定し、新しい洗浄液を入れて、またペダルをクルクル、クルクル・・・


しかし、いつまでやってもペーパータオルで拭き取る度にチェーンの黒い汚れが付いてきて、きりがないです。適当なところで終わりにします。



■ 廃液はそのまま捨てても大丈夫なの?
この洗浄液(CB-4)自体は”biodegradable”、つまり生分解性がある(無害な物質に分解される)とされているので、廃液をしみこませた新聞紙等は一般ごみとして廃棄可能です。



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8.ふき取り&乾燥

クリーナーを外し、チェーンを回しながらペーパーで最終的なふき取りをします。ギアの方も届く範囲で汚れをふき取ります。

ここまでもたもたやっていたので、1時間以上経過してました。しばらく休憩して放置します。

この休憩は洗浄液を乾燥させるためでもあります。洗浄液が残っていると、次にオイルをつけても有効に浸透しないからです。

9.仕上げのチェーンオイル

最後の仕上げとして、自転車のチェーン用スプレーオイルをつけます。チェーンと、リアスプロケットの各ギアにも吹き付けてやります。

最後に、チェーンを回しながら余分なオイルをふき取ります。

10.撤収

クリーナー内の洗浄液を廃棄し、ブラシやスポンジを取り出して、ペーパータオルで汚れが付かなくなるまで拭いてやります。本当なら洗浄液で洗えば良いのでしょうが、もったいないのでやりません。
(後で述べますが、ぬるま湯+中性洗剤もけっこう使えるそうなので、次回はそれで最後の後始末をしようかと思います)

クリーナー本体の底に磁石が付いているので、それを外せば内部にたまった黒いゴミも拭きとりやすくなります。

ふき取りに使ったペーパータオルや、養生に使った新聞紙などを、丸めてレジ袋にいれて廃棄します。

次回に備えてキレイに後始末


洗浄液の代用品は?

セットについてくる純正の洗浄液(CB-4)の237mLは結構しますね。単品で購入するとクリーナー本体と同じぐらいの値段です。

今回の消費具合からして洗浄3回分か、ケチって4回使えるかどうかですね。

洗浄液は灯油でも代用可能です。軽油でもよいようです。ただし、ガソリンは大変危険なので絶対使ってはいけません。

灯油や軽油を使う場合は、ガソリンスタンドで引き取ってもらう等、廃油を適切に処理する必要がありますので面倒くさいですね。

また、ネット情報によれば、ぬるま湯+中性洗剤でも、いささか洗浄力は劣るものの、そこそこ使えるそうです。私はやったことはありませんが、CB-4が無くなったら試してみようと思います。


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終わりに

最後に、注意すべきポイントをまとめておきます。

  • メンテナンススタンドがあった方が作業効率が良い。
  • 洗浄液が飛び散るので、養生はしっかりとし、汚れても良い服装で
  • キリがないので適当なところまでで切り上げる
  • 最後に洗浄液をしっかり拭いて乾かしてからチェーンオイル



もちろん、従来のようにパーツクリーナー+歯ブラシでも、徹底してやれば十分にきれいになると思います。しかも殆ど費用がかかりません。ただ作業が大変だったので、適当にきりあげてしまっていたんですね。。。

今回はツールのおかげで、わたしのようにズボラーでも、簡単にもっときれいにすることができ、「さすが専用ツール!」と素直に感動した次第です。



なかなかどうして、気持ちよい、有意義な暇つぶしができたように思います。チェーンだけでなく、心も洗われた気分でした!

そしてチェーンが見た目にキレイになっただけでなく、体感できるほど走りが軽やかになりましたよ。

あなたも今度、いかがですか?


以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!




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