実際にタイヤを載せている写真
あなたは夏/冬タイヤの交換はご自分で行っていらっしゃいますか?

タイヤ交換の作業技術レベル自体はたいして難しいものではありません。
私自身も昔からタイヤ交換を自分でやってます。

しかし、タイヤをはめる工程が体力的に厳しいので、年齢とともにタイヤ交換のイベント自体が億劫に感じるようになってきました。

やったことがある人にはわかると思いますが、タイヤを持ち上げたままボルト位置を合わせるのが大変なんですよね。

今回、この体力的にキツイ作業を軽減してくれる、タイヤ交換用補助工具 エマーソン タイヤリフター クルピタ丸 という製品を購入しました。




エマーソンはニューレイトン社のジャッキ関連製品のブランド名、タイヤリフターは工具の種類、クルピタ丸が商品名です。

重いタイヤでも、女性でも、シニアでも、これで楽々とタイヤ交換をDIYできるようになるというすぐれものです。

結果として、作業負荷がだいぶ軽減でき、費用対効果は満足のいくもの でした。後述するようにいくつかデメリットもありますが、私と同様に重いタイヤの交換が億劫でお困りの方にはおすすめです。

今回の記事では、クルピタ丸の正しい使い方とともに、便利に使うためのお役立ち情報もご紹介いたします。

また、デメリットや改善してほしいところなども隠さず触れていますので、最後までお付き合いいただければと思います。



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タイヤリフター クルピタ丸の機能

機能は大まかに言えば以下の2点です。

  1. タイヤ取り付け&取り外し作業の補助
  2. タイヤ移動 (まあ、台車です)


使い方につきまして、なんだかんだ文章で説明するより、まずは動画をご覧いただければ、一目瞭然でご理解いただけると思います。

動画の後で、文章でもご説明していますので、動画が苦手な方はskipして先へお進みくださいね・・・


カー用品紹介サイトによる動画をお借りします(約1分半)。女性でも一人でタイヤ交換ができますよ、という内容です。



要素機能として見てみると、要は、タイヤ用のジャッキと、タイヤを回転させるローラーと、台車が一つになったものと言えます。


タイヤを直接支えている2本の「シャフトローラー」の部分がこのツールのキモです。

  • 2本のローラーの間隔を変える(ジャッキ機能)⇒ タイヤ高さを調整
  • 2本のローラーでタイヤ回転(ローラー機能)⇒ ボルト位置を合わせる

クルピタ丸のメイン機能
使い方のフローは以下の通りです。
ちょっとしたコツがポイントとなる部分は別途詳しくご説明いたします。

クルピタ丸の使い方
  1. 車体をジャッキアップする。(タイヤ下にクルピタ丸を置くのでやや高めに)
  2. 下にクルピタ丸を置く。
  3. ジャッキ機能でクルピタ丸がタイヤを支えるように調整する。
  4. ナットを外す。
  5. 台車機能で手前にずらしてタイヤを外す。
  6. タイヤを載せかえる。
  7. 台車機能でタイヤを奥に移動。
  8. ローラー機能でタイヤを回転させ、ボルトの位置合わせをする。
  9. 台車機能でさらに奥に移動し、タイヤをはめる。
  10. ナットを手締めする。
  11. クルピタ丸を外す。
  12. 車体をジャッキダウンする(タイヤが地面に接する程度)。
  13. 本締めする。
  14. 完全にジャッキダウンする

■ 関連記事
タイヤ交換全体の手順についてはこちらの記事も併せてご覧ください
>> タイヤ交換を自分で行う手順を写真で解説!時間とお金を節約しよう


使い方のコツ

クルピタ丸のジャッキ機能はギア比が大きい(ハンドルをたくさん回しても少ししか上下しない)ので、大きな高さ合わせは車体側のジャッキを使った方が楽です。

ハンドル操作は「微調整のみ」にしか使わないのが正しい使い方です。

8.のところ

タイヤ高さ調整ですが、夏/冬タイヤで同じ直径であれば原理的には調整不要でピタリと合うはずです。しかし実際はわずかに寸法が違っていたりするので、微調整が必要となる場合があります。

この場合はクルピタ丸のハンドルを回して微調整するのがいいでしょう。

11.のところ

クルピタ丸を使い終わって外す(タイヤの下からどかす)場合に、荷重がかかってすんなり外せない場合は、ハンドルを使うよりも車体ジャッキで車体をほんの少し上げるようにした方がスムーズに外せます。

クルピタ丸のメリットを享受できる方は?

  • 重いタイヤを扱う必要がある
  • 力仕事が苦手(動画のような女性やシニアなど体力的弱者)
  • 腰痛もち

・・・といった方々が最もメリットを享受でき、楽にタイヤ交換ができるようになります。現在は腰が元気の方でも、腰を痛めるリスクから解放されます。

一連のタイヤ交換作業のうち、一番憂鬱な工程を簡単に済ませられることにより、タイヤ交換そのものを億劫がらずに取り掛かれるという 心理的メリット も大きいと思います。

クルピタ丸のデメリット

一方で、アマゾンなどでのレビューでは以下のような否定的な意見も寄せられています。

  • 品質管理が十分ではない
  • ジャッキ性能がいまいち
  • キャスターがちゃちい
  • 使い方が面倒

・・・など。

品質管理が十分ではない

作りが雑。塗装、サビ、グリース、リベット締め加工がいい加減。ギヤが空回りする・・・といった声が寄せられていいます。
こうした内容のレビューの多くで「製品のコンセプトは良いだけに残念である」という論調が目立ちました。

確かに私が購入したものでも品質管理上の問題がありました。
私の場合はリベット締めが甘く、ハンドルの回転がうまくギアにかみ合わず空回りするときがあるのでハンドルを回す時の力のかけ方に少しコツが必要です。
シャフト状のネジのグリースもチョンと付けられた感じだったので、自分で延ばしました。

購入の際は過去にこうしたた苦情が寄せられたことも頭にいれておく必要がありそうです。値段が値段ですし、かなりコストを抑えているようなのでそうした当たりはずれは仕方がないのかもしれません。

いずれこういった部分も洗練されていくことを期待したいと思います。

ジャッキ性能がいまいち

ギア比が不適切。ハンドルの回転数に対して上下動が小さい・・・といった不満です。

ジャッキ性能に関して、私ももたつき感を感じました。
もう少ハンドルの回転がダイレクトに上下動に反映されてもよいように思います。

最初、壊れたのかと思って取扱説明書を見てみたところ、「ハンドル10回転すると高さは約2mm変化する(タイヤ径φ804mmでシャフトローラーが中間位置の場合)」とのこと。なるほど、壊れてはいなかったようです。

ハンドルの長さが短い


多分、地面との高さの関係でハンドルの長さが短くならざるを得ないという事情があり、それとハンドルがダイレクトにシャフトを回す構造であることから、あまりギア比を小さくすると重いタイヤを上下するのにハンドル操作が重くなるというジレンマがあるのではないでしょうか。

何か別の機構にしないと根本的な解決は難しそうです。設計上の難易度やコストの面など、色んな妥協の末に現在の形を取っているのかもしれません。

とりあえず現状では、大まかな上下動は車体のジャッキの方で合わせるようにして、最後の微調整だけクルピタ丸のハンドルを使うのがおすすめです

キャスターがちゃちい

キャスターが小さいことの理由としては、あまり大きなキャスターでは交換作業時のタイヤ高さを低く抑えるのに不利ということもあるでしょうし、やはりコストを抑えるというところが大きいと思われます。

とりあえずは、柔らかい地面や不整地ですと小さいキャスターの動きが損なわれますので、コンクリートなどの固い舗装された地面の上で作業する必要があるでしょう。この辺りはちゃんと取扱説明書にも記載されています。

使い方が面倒

タイヤリフターを使う場合は、セッティングをしてハンドルを何度も回して高さを合わせて・・・とやらないといけません。確かに、面倒といえば面倒。タイヤが軽かったら手でやった方が断然簡単です。

タイヤリフターを使うメリットを感じる人というのは、前にも挙げましたように、重いタイヤを扱う方、腰に不安のある方や体力のない方などに限られます。

これらに当てはまらない、この商品がミスマッチという人がいるのも確かです。そのような方にとっては面倒な作業が増えるだけなので、従来通り手でやってしまった方が手っ取り早いと思います。



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クルピタ丸の詳細なスペック


  • 品番/EM-239t
  • 本体の重さ/5.7kg
  • 本体のサイズ/幅60×奥行48.5×高さ18.5cm
  • 許容タイヤサイズ/タイヤ幅285サイズまで、タイヤ直径81cm、重量60kg
  • タイヤが浮く最大の高さ/74mm(タイヤ径φ804mmの場合)
  • 生産国/中国
  • 実用新案登録出願済
  • 生産物賠償責任保険加入済
  • 価格/3,461円 3,302円(Amazon 2017年6月 2018年2月現在) 


ご参考までに、以下は私がタイヤ交換してる日産セレナのタイヤサイズ情報です。
  • タイヤサイズ/195/65R15
  • タイヤ幅/195mm
  • ホイール径/15インチ
  • タイヤ外径/635mm
  • 重量/15kg(アルミホイール込み)

アルミホイルをはいたタイヤで 約15kg です。スチールホイールだともう少し重いですかね。
これくらい重いと手作業ではかなりキツイです。

もちろんクルピタ丸のスペック(60kgまで)で十分間に合います。

価格について

実は私がこの製品を最初にAmazonで見つけたのは2014年頃だったと思います。

自分でもこうしたコンセプトのアイディアは頭に抱いていて、いつか自作しようと考えていました。
製品として売られているということを発見して、早速試してみようかと思ったのですが、当時は確か 5000円を超える値段 でしたので、購入を躊躇した経緯があります。

そのころと比べるとだいぶ値段が下がりました。量販効果でしょうかね。

ショップにタイヤ交換してもらうことを考えると、2回で十分元が取れます。品質管理上のリスクは気になるところではありますが、費用対効果には十分満足しています。

類似品

類似品はいろいろありますが・・・トラックのタイヤ用など、本格的なものが多いようですね。非常に高価で重量も重い。一般家庭の乗用車にはそこまでのものは必要ないでしょう。

ここまで単純化してコストを抑えているのはちょっと他には見当たりません。

おわりに

作りが雑で、ジャッキ性能がいまいち。
しかしあるとないとでは大違い。 ・・・これが私の正直な感想です。

タイヤ交換をDIYしようとする女性やシニアや腰痛もちの人にとって強い味方になると思います。
私も年々、体力の衰えとともにタイヤ交換がきつくなってきましたので、今後とも使い続けたいなと思います。

ただちょっと作りが雑な分、耐久性に不安があります。いつまで使えるかわかりませんが、値段が値段なのでまあ仕方ないかな・・・というところです。
製品ジャンルとしてはまだ成熟していないようなので、競合品の登場も含め今後の成熟に期待したいと思います。

最後に、個人的にもう少し改善されるといいなと思った点を挙げてみます。
  • ジャッキ機能の改善
  • キャスターの簡単ロック機能追加
  • 簡単・コンパクトに収納できること。


今回は以上です。
最後までお読みくださりありがとうございました!


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