本記事は、2018年に初めてケーズデンキでテレビを処分したことがきっかけでまとめたものですが、2024年の最新情報についてもお届けしています
あなたのお宅には場所ふさぎになってるような古いテレビは無いですか?
我が家にもありました。2011年のアナログ放送終了以来、押し入れにしまいっぱなしで、捨てよう、捨てようと思っていたブラウン管テレビが2台。
先日、やっと処分しました!
2001年に家電リサイクル法が施行された当初、「平日の昼間に郵便局や処分場に行かなきゃいけない」といった情報が多く流されました。
その時に、処分するには何やらいろいろ面倒らしいな・・・というネガティブな印象だけが刷り込まれ、ずっと億劫に思っていたのは私だけではないはずです。
しかし今回、家電量販店(ケーズデンキ)に依頼することで、簡単に処分してもらうことができたんです!
やったことといえば、
1. お店にテレビを持ち込んで、
2. 所定の料金を払って、
3. その場で書類をちょっと書いた
だけ。
事前のアポも不要で、とても簡単でした。
もちろん、家電リサイクル法に則った、正しい方法ですよ!
1. お店にテレビを持ち込んで、
2. 所定の料金を払って、
3. その場で書類をちょっと書いた
だけ。
事前のアポも不要で、とても簡単でした。
もちろん、家電リサイクル法に則った、正しい方法ですよ!
テレビの処分方法は他にもいくつかあるんですが、
「費用を安くすることにはあまり執着するつもりはないけど、とにかく、簡単・安心・確実そして合法的にテレビを処分したい!」とお思いの方には最適な方法だと思います。
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最新(2024年)の料金は?
実際に私が最初にテレビを処分してもらった2018年から、ちょくちょく料金等が変更されてます。(消費税も2019年10月から10%になりましたしね)これまでの店頭チラシの変遷を、最新のものから順に並べてみますね。
料金の種類・手続きのやり方については、後ほど詳しく解説します。
【2024年4月11日に確認した店頭チラシ】
※ 左下に202404と記載あり。多分2024年4月版
※ 金額的な内容は変化なし
※ 変更点:テレビの対象品目に「有機EL」が追加された。
この最新の価格表で、処分費用の一例を計算してみます。
【2023年8月12日に確認した店頭チラシ】
※ 左下に202306と記載。多分2023年6月版
※ 金額的な内容的は変化なし
※ 変更点:QRコードが新たに追加された。
【2023年4月15日に確認した店頭チラシ】
※ 左下に202212と記載。多分2022年12月版
※ 金額的な内容は変化なし
【2022年9月17日に確認した店頭チラシ】
※ 左下に202207と記載。多分2022年7月版
※ 変更点:収集・運搬料金が少し上がりました
【2022年2月15日に確認した店頭チラシ】
※ 左下に20201109と記載。多分2020年11月版
※ 変更点:収集・運搬料金が少し上がっており、買換えか買換えでないかで料金が違うようになりました
【2018年12月22日に確認した店頭チラシ】
※ 文書の日付等の記載ナシ
ざっと見ると、全ての金額がどんどん上がってきたように見えますが、そうでもありません。実際は、収集・運搬料金のみ、値上げされているようです。
料金には4種類あるんですが(持ち込みの場合は2種類)、それぞれの経緯をまとめてみます。
(金額は税別です)
料金種別 | 比較 |
---|---|
リサイクル料金 | 家電リサイクル法に基づく、公的な費用です。 機種やメーカー・大きさ等によって金額が決められています。 それぞれ、変わっていません。 |
収集・運搬料金 | お店から処分場へ運搬する料金です。 (2019年)買換時/非買換時 区別なく 1,000円 (2022年2月確認時)買換時 1,500円/非買換時 2,000円 (2022年9月確認時)買換時 2,000円/非買換時 3,000円 (2023年4月確認時)上記と変わらず (2023年8月確認時)上記と変わらず 2023年以降は値上げされていません。 |
出張費用 | 自宅まで出張収集してもらうときの料金です。持ち込み時にはかかりません。 税別 3,000円 で、変わっていません。 |
引取作業料 | 出張収集時の2台目以降1台毎の料金です。持ち込み時にはかかりません。 税別 2,000円 で、変わっていません。 |
ぱっと見、分かりにくいですね。
まず、2019年は税別表記でしたが、2022年、2023年は税込み表記 に変わっています。
それから、2022年9月の時は、収集・運搬料金について、前は「買い替え商品」の時の料金(税込み2,200円)が主たる表示となっていましたが、2023年4月に確認したものは、「購入していない商品」の時の料金(税込み3,300円)が主たる表示とされています。(買い替えじゃない方が少し高い)
2023年以降、料金自体に違いはありませんが、2022年以前の表示だと、安い方(買い替えの場合)が主たる表示だったので、買い替えじゃない場合は、後から高い金額を提示されることになります。ひょっとしたら「話が違う」みたいなクレームがあったのかもしれませんね。
* * *
では次から、実際に私がテレビを処分した際に経験した、料金の説明や、手続きについて詳しく説明していきますね!
(この記事の書き始めは2018年ですが、それから料金等は多少変更されてますが、2024年の現在まで、手続き等は基本的に同じです)
ケーズデンキに持ち込んで処分をお願いしただけ
今回、テレビの処分をお願いしたのは ケーズデンキ さんです。サービスカウンターで↑の案内(2018年の暮れ時点の店頭チラシです)を見かけたがきっかけです。
気になったのはタイトル文字の下のカッコ書きのところ。
(当店にて買い替え・店頭持込の場合)
となっていました。
これって、「買い替え」または「店頭持込」ってこと?つまり、このお店で買ったものでなくても、持ち込みであれば処分してもらえるってことかな・・・?
そこで、店員さんに確認してみました。すると・・・
- お店で購入した商品でなくてもOK
- テレビを持ち込む
- 所定の料金を払う
- リサイクル券に住所氏名等を記入する(用紙はお店にあります)
平日の昼間をつぶして、郵便局でリサイクル券を購入し、どっか遠くの処分場に自分で持ち込まないといけない、と勝手に思い込んでましたので、
「なんだ、簡単かも!!」
* * *
というわけで、早速、二台のブラウン管テレビ(22型と12型)を持ち込んで、処分をお願いしました。
費用の総額は、2台で5,400円也。
(22型が3,200円、12型が2,200円。いずれも税別。2018年当時)
正直、痛い出費ですけど、手間としては拍子抜けするほど簡単でした。
費用の内訳は?
今回のように、小売業者の店頭に持ち込んで処分を依頼する場合、お店の受付で支払う費用は次の2種類の料金の合計になります。1. リサイクル料金
2. 収集・運搬料金
1.リサイクル料金とは
こちらは家電リサイクル法によって定められた費用でして、リサイクルそのものに掛かる費用です。お店の懐に入るお金ではありません。したがって店舗による違いはありません。ただし、機種やメーカー、大きさ等によって金額が異なります。
リサイクル料金はちょくちょく更新されているようですよ。最新情報については下記HPで確認できます。
>> 一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター
2.収集・運搬料金とは
ちょっとわかりにくいですね・・・「え、なんで収集とか運搬のお金を払う必要があるの?自分で持ち込んだのに!」と思っちゃいますよね。
実は、この収集・運搬料金とは、お店まで持ち込む費用ではなく、お店から処分場へ運ぶための費用を意味しています。
この部分がお店の手数料となります。したがって、お店によって課金方法や金額等の設定が異なる可能性があります。(ケーズデンキの場合、2018年の時点では1台あたり買換え/非買換え区別なく1,000円でしたが、2023年8月現在、買換え時2,000円、非買換え時3,000円(いずれも税別)となっています)
* * *
持ち込み時については以上ですが、大きいとか重量があって自分では運べなかったり、車が使えない場合などはどうすればよいでしょう・・・
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引き取りに来てもらうことも可能
家電量販店では、自宅まで引き取りに来てくれるサービスを行っている所もあります。しかし、追加料金が発生しますし、その時間帯は家にいないといけないなど、時間的拘束が発生します。
引き取りサービスの追加料金は?
ケーズデンキの場合ですと、出張費用として3,000円を支払えば1台引き取ってくれます。まとめて複数台を収集してもらう場合は、2台目以降、1台あたり2,000円が加算されます。1台目の3,000円よりは安いので、複数の物を処分したい時はまとめた方がお得ですね。
店頭チラシにあるように、テレビ以外の家電リサイクル法の対象製品である、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などの処分も合わせて受け付けてもらえます。
やっぱり新規購入とともに廃棄してもらうのがお得
店舗によって違うかもしれませんが、新規購入の商品配達時に要らなくなったものを引き取ってもらう場合は、引き取り作業料等は無料になる場合が多いです。場合によっては、古いものを「下取り」として、リサイクル料金より若干上乗せした値引きもしてくれるキャンペーンなどもありますね。
ただし、商品配達時にその場(自宅)で廃棄を依頼しても、受付けしてもらえないことが多いです。その場合は別途の引き取りとなって、出張費用が掛かってしまうこともあるのでご注意を。
処分品がある場合は、あらかじめ事前(新製品の購入時)に引き取りを依頼するようにしましょう。
この方法がお勧めであるポイント
車等の運搬手段があって、料金さえ納得できれば、やはりこの方法(家電量販店への持ち込み)が最も簡単・安心・確実な処分方法ではないかなと思います。他の方法と比べてメリットと思えるポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
- 安心である
- 映らなくても、壊れていてもOK
- 新規購入ナシでもOK、他店で購入した製品でもOK
- 近場で処分できる
- 思い立ったらすぐに処分できる
安心である
依頼する相手は素性確かな家電量販店です。会計は明朗で、「法外な料金を吹っ掛けられる」ようなことはありません。また、処分したいものだけを持ち込めばよいので、得体の知れない人が家や敷地内に入り込む心配もありません。
映らなくても、壊れていてもOK
リサイクルショップやネットオークションでの処分は、うまくすればお小遣い稼ぎができる可能性があります。しかし、ちゃんと動作するもので、キレイでそこそこ新しいものでないと引き取ってもらえません。家電リサイクル法による処分では、中古品として再利用するのではなくて、ばらして、原材料レベルで再利用/回収されます。ですから映らないテレビでも、壊れていてもOKです。
新規購入ナシでもOK、他店で購入した製品でもOK
家電量販店って、家電を売ってナンボのお店ですから、本当に処分だけ頼んで、イヤな顔をされないの?と、気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかもそれがネットや他店で購入した製品だったら、なおさら。たしかに、家電リサイクル法の第9条で、製品を販売した店舗は引き取る義務があるとされています。逆に言うと、自分の店から買ってもらったわけでもない製品なら、その引き取りの義務は無いというということになります。
私も多少気は引けましたが、実際は全然そんなことはありませんでしたよ。窓口の方は親切に受付をしてくれました。それに、「収集・運搬料金」としてお店に手数料を支払っているわけですし。
大量生産・大量消費・使い捨て、と言われた時代は過ぎ去り、限られた資源を有効利用するため、今、求められているのは循環型社会です。そうした社会をつくるため、家電のリサイクルは、家電を扱う業界にとってなくてはならないものになっています。
そういった意味で、法律の縛りを超えた「リサイクルの義務」があろうかと思います。もちろん、我々消費者も含めてですが。
近場で処分できる
今回ご紹介した、ケーズデンキさん以外でも、ヤマダ電機さん、Josin電機さん、エディオンさん等でもリサイクル回収を扱っているようです。なにしろ、家電量販店ですから。日本全国津々浦々まで店舗が展開されています。
ただ、店舗によっては買い替え時のみ対応とか、買い替えの有無によって手数料が変わることがあります。
また、同じチェーン店でも、リサイクル引き取りを実施していない店舗もあるようです。処分を頼みたいときは事前に確認されることをおすすめします。
思い立ったらすぐに処分できる
持ち込みであれば、店舗のサービスカウンターが営業している時間帯なら、基本的に何時でもOKです。もちろん、事前にアポを取る必要もありません。引っ越し時なんか、いろいろ忙しくて大変だったりするんですが、そんな時でも空いた時間に確実に処分してもらえるのがありがたいです。
おわりに
簡単にテレビを処分する方法についてお伝えしました。今回、私が行った処分方法は、家電量販店(ケーズデンキ)への持ち込みでした。行うことは次の3つだけ。そしてサービスカウンターが開いてる時間内ならいつでもOKです。
- 廃棄する家電を量販店に持ち込む
- 所定の費用を払う(公的なリサイクル料金+お店の手数料)
- リサイクル券に必要事項を記入
今回は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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