スマホの乗り換えに合わせて、光通信も乗り換えようとお考えの方も多いと思います。
先日、我が家では ドコモ光 → 楽天ひかり と乗り換えました。
私は楽天モバイルのユーザーで、お得なキャンペーンが適用となることから、思い切って楽天ひかりに引っ越すことにしました。
とはいえ、光通信の乗り換えって、なんとなく面倒くさそうじゃありませんか?
パソコン通信初期の化石時代(アナログ電話回線+モデム)から自宅でネットにつないできた私としては、これまでの経験から、また大変な作業だろうなと身構えていました。
今回やった乗り換え方法である「光コラボの事業者変更」という仕組みは、事業者間の連携もあり、切れ目なく乗り換えが可能となるしくみになっています。
実際にやってみると、昔ほど大変じゃないな、という印象でした。ようやく光もスマホのように乗り換えがあたりまえの時代になってきたかと感じました。
ただ、そうはいっても、「知らなかった」とか、後で「あの時こうすればよかった~」的なことも多々あったので、今回、私の体験した手順や、苦労したところ、注意点などをまとめてみようと思います。
光の乗り換えをやりたいけど、なんとなく不安だなとお思いの方にとって、ご参考になるようなことがあれば幸いです。
乗り換えの手順
手順としては次の4ステップから成ります。まず最初に、事前に確認すべきところからご説明しようと思います。
それより、実際の手続きについて知りたい!という方は、①を飛ばして②以降の各ステップの方をお読みいただければと思います。
手順① 事前にいろいろ確認
えらそうに解説を書いている私も、最初は「光コラボ(光コラボレーション)」という言葉すらよくわかってなかったし、契約の相手についても、正しくはドコモだったのをぷららだと勘違いしていました。手続きに入る前に、次の点を確認しておきましょう(反省)。
- 現在の契約の中身の確認
- 自分の乗り換えタイプは何か
- 本当に乗り換えをすべきか
後悔先に立たず。実際に乗り換えてしまうと、そう簡単には後戻りできないですからね・・・
現在の契約の中身の確認
例として、私の現状の状況をざっくりとまとめておきますね。住宅 | 戸建て |
従来の光コラボ事業者 | ドコモ光 (プロバイダはぷらら) |
従来の契約期間 | 2年5か月 (無料期間外なので解約金が発生する) |
従来使用していたルーター | ぷららから無料レンタルしてた WN-PL1167EX01(I・Oデータ製) |
ひかり電話 | 利用していない |
ひかりTV | 利用していない (と思っていた) |
さらにさかのぼれば、光回線としてNTTのフレッツ光と、プロバイダとしてアサヒネットと、それぞれ契約しておりました。
2年5か月前に、ドコモ光に乗り換えました(次の章で説明する転用にあたります)。家内がスマホをドコモと契約した際に、おトクになりますから~と、勧められるままに光通信も乗り換えたんです(実際、セット割があったのでおトクでした)。
私はその乗り換えの契約のことはよく把握していないまま、プロバイダ(ぷらら)の設定やアサヒネットの解約など、その他の部分のみを受け持っておりました。
そのため、現在まで ぷらら光 を使っていたのだとすっかり勘違いしておりました・・・
今回、昔の契約書を引っ張り出してようやく、これまでお世話になっていた光コラボ事業者はドコモ光だったのね(ぷららはその中でプロバイダーとして利用)と理解した次第です。
自分の乗り換えタイプは?
一般に、光回線の乗り換えというアクションには3種類のタイプがあります。- 転用
- 光コラボ事業者変更
- 新規契約
まず、現在の契約内容を把握し、自分の乗り換えがどのタイプなのか、確認しておきましょう。
このあたりをちゃんと確認してから始めないと、以後の手続きで混乱しますし、ヘタすると無駄金を払うことにもなりかねません。
転用とは
光回線の契約(NTTのフレッツ光との間の契約)と、インターネット接続サービスの契約(プロバイダとの間の契約)が別契約となっている状態から、光コラボ事業者との契約(フレッツ光の回線とプロバイダをまとめて提供する業者との契約)に乗り換えることです。「フレッツ光から光コラボレーションへの乗り換え」といった言い方をされる場合もあります。
契約が一本化されることで、月額料金が安くなる可能性があります。また、スマホ会社が事業者である場合は"セット割"の展開も期待されます。
「転用承諾番号」で連携をとることで、フレッツ上の「お客様ID」や「ひかり電話番号」はそのままで、サービスを切り替えることができます。
また、回線としては同じフレッツ光を使用するので、乗り換えにあたり、基本的に工事費用が掛かりません。
光コラボ事業者変更とは
光コラボ事業者から光コラボ事業者への乗り換えのことです。「再転用」という言い方をされる場合もあります。
「事業者変更承諾番号」で事業者間でデータを連携しており、フレッツ上の「お客様ID」や「ひかり電話番号」はそのままで、サービスを切り替えることができます。
また、ネットが使えなくなる期間が生じないしくみになってます。その代わり、利用料金が二重に請求される期間が発生します。
二重請求について
開通月分の月額基本料につきまして、解約する方からは一か月分請求されることになっていますが、新規の方は事業者によって日割りの場合と一か月分請求される場合があります。
楽天ひかりに乗り換える場合、開通月分料金は日割りではなく、一か月分の請求となります。
つまり、開通月については、開通日が月初めでも月末でも、ドコモ光と楽天ひかりで丸々一か月分の月額基本料が二重課金されることになります。
ただし現時点では最初の間無料キャンペーン期間があるので、開通月分の請求は無料(楽天モバイル利用者以外は減額)です。
転用と同様に、光コラボ事業者変更も、新旧ともに回線がフレッツ光を借り受けたサービスなので、乗り換えにあたり、基本的に工事費用が掛かりません。
私の今回の ドコモ光 → 楽天ひかり の乗り換えはこの「光コラボ事業者変更」のケースにあたります。
新規契約とは
全く光回線を使っていなかった場合はもちろん、光回線自体を変える場合、新規契約となります。たとえば、NURO光やau光はフレッツ光とは異なる回線です。これらの間での乗り換えは「新規」扱いとなります。
光回線の変更を伴う新規契約の場合は、乗り換えにあたり、工事費用が掛かります。
とはいえ、他回線からの乗り換えの場合は、工事費用が実質無料となるような特典が用意されていることもありますので、確認してみてください。
本当に光回線を乗り換えるべきか?
乗り換えに際しては、キャンペーンとか、メリットばかりが強調されますが、しっかりとデメリットについても確認しておきましょう。デメリットの可能性
乗り換えに際して、次のようなデメリットの可能性が考えられます。- 経済的にマイナスとなる可能性?
- プロバイダのメールが使えなくなる?
- 現行の機器が使えない?
- 通信速度が低下する?
私の場合、次のように検討しました(一部、後から確認)。
経済的にマイナスとなる可能性(メリットはある)?
やはり光通信は、スマホのとセット割引きが大きいです。まずは自分が使っているスマホで安くなる光通信を選ぶのが基本ですね。月額基本料について
ドコモのスマホを使っていた家族が、格安スマホに切り替えたので、ドコモ光のセット割が適用されなくなりました。それが今回、楽天ひかりに乗り換えることにしたきっかけです。ドコモ光の場合、組み合わせるプロバイダによって料金が違うのですが、ぷららとの組み合わせは結構安いです。たしか、契約当時も最安だったように記憶しています。
一方、楽天ひかりの月額基本料も比較的安い価格帯に設定されているのですが、スマホとのセット割引はありません。セット割が適用されなくなった「ドコモ光+ぷらら」とちょうど同じ金額なので、実のところ、月額基本料については優劣がありません。
ただ、今後の継続的なメリットという意味では、楽天市場でのお買い物ポイントがプラス1倍になります。楽天市場の利用による「セット割」があると言えるでしょう。
一時的な損得
一時的なメリットですが、何といっても 楽天モバイルユーザーは月額基本料金が1年間無料 となるキャンペーンが大きいです。(2024年8月現在、この1年間無料キャンペーンは終了しており、無料期間は6か月になっています)一方、乗り換えを検討していた時点では、ドコモ光の方で解約料がかかってしまいます。
2年契約で、約2年半利用したところでした。次の無料解約期間まで待つとすると1年半後になりますが、その時に今のような楽天のキャンペーンがあるかわかりません。ちょうど春のWキャンペーン中で、1万円のキャッシュバックがあり一部補填ができたので、まあ仕方ないかなと思いました。
解約金について
光通信でも携帯と同様に、一般に「定期契約プラン」で契約することが殆どだと思います。
定期でないプランよりも月額基本料が抑えられますが、契約期間内(契約満了月を含む3か月間を除く)に解約や乗り換えを行うと、"違約金"的な意味合いで、比較的高額な解約料金が発生します。
ドコモ光の場合、解約金は次の通りです(税別)。2022年7月契約分からずいぶん安くなったみたいですね。
■ 2022年6月30日以前の契約の場合
13,000円(戸建てタイプ)、8,000円(マンションタイプ)
■ 2022年7月1日以後の契約の場合
5,000円(戸建てタイプ)、3,800円(マンションタイプ)
その他、乗り換え時の一時的な費用として、
- 事業者変更事務手数料
- 工事費
- 装置の買い替え費用
- 初期登録費
なども考慮する必要があります。
経済的な損得を具体的にまとめますと以下のようになりました。
乗り換えによる経済的なメリット
損失(▲24,860円)と、おトク金額(73,360円)の差し引きとして、・今後、楽天市場での還元ポイントがプラス1倍
と皮算用しました。メリット有りです!
以下、私の場合の具体的な皮算用の明細です。
発生する損失の内訳
合計 ▲22,600円(税込み24,860円)
↓2022年4月当時でいずれも税別です。
項目 | 金額 |
---|---|
ドコモ光へ解約料 | 13,000円(マンションタイプなら8,000円) |
ドコモ光へ事業者変更事務手数料 | 3,000円 |
工事費 | 0円 |
開通月分の月額基本料のダブリ分 | 4,800円(楽天ひかり1か月分。日割りではない) |
装置の買い替え費用 | 0円(結果的に) |
楽天ひかりへ初期登録費 | 1,800円 |
お得になる金額の内訳
合計 +73,360円(税込み相当)
↓これも2022年4月当時の金額です。※注
項目 | 金額 |
---|---|
月額基本料無料キャンペーン | 4,800円×12 で、57,600円(税込相当で63,360円) |
2022年春のWキャンペーンの他社乗り換え特典 | 10,000円 |
※注 上にも記載しましたように、2024年8月現在、「1年間基本料無料キャンペーン」は終了しており、無料期間は6か月になっていますのでご注意ください。
プロバイダのメールサービスが使えなくなる?
従来のプロバイダを「退会」すると、基本的にそのプロバイダ提供のメールアドレスは使えなくなります。もともと、私はプロバイダのメールを使用しておりませんでしたので、問題ありませんでした。
ただし、プロバイダによっては、接続サービス解約後も、会員としてメールアドレスを継続使用できる有料サービスがあるようです。ぷららの場合は、「ぷらコミ0」というサービスがそれで、月額200円(税別)かかります。
現行の機器(ルーター)が使えない?
従来、ぷららから無料レンタルの、アイ・オー・データ製ルーターWN-PL1167EX01を使用させてもらっていました。2年以上経過したので、返却の必要はありませんでした。楽天ひかりでIPv6接続をしようとすると、「クロスパス方式」に対応したルーターにする必要があります。ぷららの場合と方式が異なります。
上記ルーターは楽天ひかりの推奨機種リストには含まれていませんでした。
なので、この際、新しい機器に買い替えるしかないかな、と覚悟して乗り換えを行いました。
しかし、試しにつなげてみたところ、結果的にこのルーターでも楽天ひかりのIPv6接続ができました!(このあたりは手順④の章で)
まだ元気に動いてるし、新しいルーターに更新するのはもう少し先延ばしにしようと思います。
なお、クロスパスに対応したルーターとして楽天ひかりで推奨されてるものは、定価で5千円~2万円程度のようです。
クロスパスとは
2018年にVNE事業者として新規参入した「アルテリア・ネットワークス」社が開発・提供しているIPv6接続サービスの名前。
楽天ひかりでIPoE認証というアドレス認証方式によるIPv6接続をする場合には、このサービスを使うことになります。
楽天ひかりでも、PPPoEという従来のアドレス認証方式も利用できます。この場合は、このクロスパス以外の接続方法が使われます。
通信速度が低下する?
当初、楽天ひかりは遅いという評判がけっこう目につきました。いくら安くても、通信速度が遅くて使い勝手が悪くなるのは困っちゃいますよね。
本当かな?・・・さらに口コミ等を突っ込んで調べてみると、
楽天ひかりはIPv4だと遅くて不安定だけど、IPv6にしたら高速。
というコメントが多いようです。であれば良いかなと思いました。
* * *
ここまで、光の乗り換えに際して、事前に検討しておくと良いと思うことをまとめました。
これらを検討した上で、メリット有り!ということであれば、乗り換え手続きを進めていきましょう!!
手順② 従来の事業者(ドコモ光)へ変更許諾番号発行と解約を依頼
従来の光コラボ事業者への連絡の目的は、以下の点を依頼することです。- 事業者変更許諾番号の発行
- 解約(事業者変更したい)
光コラボ事業者のホームページなんかでは、他社からの乗り換えはすごく簡単ですよ~って感じになってますよね。そこでは、「現在の事業者に対しては事業者変更許諾番号をもらう"だけ"」みたいなセールストークも見受けられます。
でも、それは建前です。実際はそんなに簡単ではありませんでした(少なくとも私の場合は)。
今回、連絡した相手は一カ所ではなくて、
の三カ所でした。もし光電話も使っていたら、さらにNTTにも連絡する必要があったでしょう。
では、まずドコモから。
ドコモへ連絡
光コラボのきりかえ(事業者変更)にあたり、まず最初に、従来の光コラボ事業者であるドコモから、事業者変更承諾番号を発行してもらう必要があります。事業者変更承諾番号(じぎょうしゃ へんこう しょうだく ばんごう)とは
電話番号を変えないで携帯/スマホを乗り換えられる仕組みで使われる、MNP予約番号みたいなイメージです。
これにより、異なる光コラボ事業者間で、連携のとれたスムーズな変更ができるような仕組みになっています。
ドコモのホームページによると、申請方法として、以下の3つが可能です。
私の場合、いろいろ聞きながら進めたいと思ったので、
ドコモインフォメーションセンター
(電話番号 0120-800-000)
に電話しました。
ドコモショップに出かけて対面という手もありましたが、新型コロナのこともあるし、事前に予約しないといけないし、持参した資料に不備があると出直しになってしまうので、とりあえず電話が良いかなと思いました。
事業者(中略)番号の発行を依頼
やっと電話がつながったところで、最初に要件を伝えました。まず、つかみはこれでOKです。
そんなことを仰るあなたは誰?となるので、続いて本人確認です。
本人確認・契約内容の確認
基本的に、申請は契約者が行う必要があります。ドコモ光での契約者は家内でしたが、今回の申請は私が行いました。同居家族であれば代理でも大丈夫なようです。
契約番号などで、本人確認・契約内容の確認をされました。
本人確認について
契約番号等で本人確認されますので、すぐに契約情報が確認できるよう、契約書等を準備してから電話しましょう。できれば本人もすぐそばにいる方が良いと思います。
このお電話をもって事業者変更による解約となります。
プロバイダ(ぷらら)とも自動的に解約データがシェアされることになります。
プロバイダ契約については別途連絡が必要
契約の解除か、一部契約継続か、他にオプション等ないかなど、ご確認が必要になると思います。
お手数ですが、プロバイダにも別途ご連絡をお願いいたします。
連絡先を教えて頂けますか?
"xxx-xxxx-xxxx"
後で電話してみることにします。
費用のこと
切り替わり月の月額基本料は日割りではなく、1ヵ月分かかります。
それと、お客様の場合、契約更新時期ではありませんので、解約金として、13,000円(税別)がかかります。
2万円以上・・・結構いたい出費です。
名義のこと
ここでお尋ねすることでもないのかもしれませんが、と前置きして、名義のことについても質問してみました。この際、できれば自分名義にしておきたいと思いまして。
どうやら、回線の名義(NTTが把握している名義)と、光コラボの名義は同じであるのが基本のようです。
以前のドコモのスマホ契約は、名義が家内のものだったので、それとセット割とするために、光通信でもドコモ光の名義を家内にしたのだと思いますが、それは例外的なものだったんでしょう。
今回の乗り換えで、あるべき姿(光回線と光コラボの名義人が同一)に戻るということになります。
事業者変更許諾番号の発行
その場で、例の番号が発行されました。電話なので、聞き取る形です。F********** です(注:回線がNTT東の場合)。
有効期限は15日間です。それを過ぎると自動的にキャンセルになります。
(注:次の事業者に申し込む時点で有効期限ギリギリだとダメなことがあります。詳しくは後述)
キャンセルしてしまった後の再発行はあらためて申し込む必要があります。
ドコモとのやり取りは以上のようなものでした。
やはり電話は繋がりにくかったですが、窓口の対応は良く、質問にも丁寧に対応していただけました。
続いて、プロバイダ(ぷらら)への連絡を行いました。
従来のプロバイダへの連絡
いろいろ確認したいことがあったので、なんとか電話(オペレーター)しようとしたのですが、なかなかたどり着けず・・・仕方がないので、会員ページのお問い合わせ窓口にメールを入れました。その日のうちに、サポートの方から丁寧な回答を頂くことができました。
ぷららとのQA(メール)
問い合わせのメールです(一部アレンジしています)。なお、いきなり「解約します」と伝えるのではなく、「光コラボ事業者変更します」と伝えるのがポイントかと思います。
これまでドコモ光(+ぷらら)様を利用しておりましたが、光コラボ事業者変更をいたしたく、既にドコモ様より事業変更許諾番号を発行頂きました。
ドコモ様より、プロバイダ(ぷらら様)にも連絡の上、契約内容について確認するようご助言頂きました。
つきましては、以下、確認させてください。
- 光コラボ事業者変更に伴い、プロバイダのぷらら様から退会を希望します。
- IPv6契約も停止頂きたくお願いいたします。
- ルーター拝借期間が2年を超えるので返却不要との認識ですがよろしいでしょうか。
- その他、退会について必要な手続等ありましたら教えてください。
以上、よろしくお願いいたします。
これに対し、サポートセンターより以下のような回答を頂きました(一部アレンジしています)。
- 事業者変更により「ドコモ光」を解約されると、ぷららも退会となります。
- 退会後は、メールを含むぷららのサービスは一切利用不可となります。
- ただし、月額220円(税込み)かかりますが、「ぷらコミ0」へコース変更して頂きますと、解約後も、メールアドレスを継続して使用することが可能になります。コース変更ご希望の場合はご返信願います。
- IPv6接続解除の件、承知しました。
- 2年以上経過しましたので、無料レンタルのWi-Fiルーターは返却不要です。
- ひかりTVを契約されている場合は、別途確認や手続きが必要です。継続の場合も解約の場合も、「ひかりTV」窓口へご連絡願います。
IPv6接続解除について
他社を通してのIPv6契約が残ったままだと、別のIPv6契約を開通させることができません。光コラボ事業者変更によって、このあたりの手続きも連携して処理してくれてそうなものですが、どうも確実ではないようです。念のため、従来の光コラボ事業者もしくはプロバイダに確認されることをお勧めします。
レンタル品の返却について
殆どの場合、返却する場合の送料は自己負担になります。また、返却する必要があるのに放置していると、延滞金を請求されることになりますのでご注意を。
概ね、想定内。ぷららのメールは使っておりませんでしたので、特に返信はしませんでした。
が、「ひかりTVにも別途連絡を」だけは想定外!!
ドコモに連絡した時、「ぷららにも別途連絡を」と言われましたが、デジャブです。
ひかりTVなんて、一度も使ったことはありませんが、一応確認しないと・・・
ひかりTVへの連絡
過去の書類を調べてみると、ひかりTVの会員になっていました(いつの間に?)。今も昔もひかりTVに加入したいと思ったことはないので、自分から会員になったとは思われません。おそらく、ぷららに登録した際に自動でくっついてきたか、無料だからと勧められるままに加入したものかと。
ログイン(おそらく最初で最後のログインだろな)して契約内容を確認すると、謎の「エントリープラン」という料金無料の契約が存在しておりました。
無料だし、放置でいいかなとも思ったんですが、現在は無料の契約でも、光の方の契約を変更したとたん、以後は有料になります・・・なんてことになったらイヤだなと思いまして、念のために確認の連絡を入れることに。
比較的容易にサポートに電話がつながりました。
その際に、ひかりTVとの契約があれば連絡してくださいと言われました。
契約書を見ると、エントリープランという無料の契約があるみたいなんですが、どうなりますか?
これで全てケリがつきました。
・・・少し、疲れました。やはり。
従来の契約がクリアーになって、「例の番号」をゲットできたら、次のステップ(新しい光コラボ事業者への申し込み)に進みましょう!
手順③ 次の事業者(楽天ひかり)へ申し込み
従来の契約がクリアーになった後、すぐに申し込みを行いました。加入の申し込みはホントに簡単
従来の事業者等を解約する方は、あれこれ後始末的な面もあり、契約書を探しまくったりして結構大変でした。基本的に電話もつながりにくいものですし。それに対し、新規の申し込みの方は本当に簡単でした。
基本的にwelcomeな手続きなので、手順通りに間違えなければ、あまり問題が生じるようなことはないって感じですね。
楽天ひかりの申し込みはWeb上で完結します。
公式サイトからの申し込みが最も安く、変なオプションの勧誘もないので、おすすめです。下の広告リンクから入れます。
この中で、事前に簡単な料金シミュレーションをすることも可能です。申し込みの前に、乗り換えで自分の料金がいくらになるか確認できますよ。
必要事項を埋めていって、粛々と申し込みは完了しました。
申し込み時のポイント
「簡単でした」とはいえ、いくつか注意すべきポイントがありました。事業者変更承諾番号の有効期限の残りについて
よく「番号の有効期限は払出日を含む15日間」と言われますが、楽天ひかりに申し込む段階で、有効期限まで4日以上残っている必要があります。もし期限まで4日未満となってしまったら、あらためて番号を取り直さないといけません。
楽天アカウントが必要
申し込みには、楽天会員でログインする必要があります。まだ会員でない方は新規登録を求められます。楽天モバイルのスマホ利用者であれば、楽天モバイルに登録してあるアカウントで申し込むこと!
楽天アカウントを複数持つことは規約で禁止されていますし、無料キャンペーンの条件である、楽天モバイルユーザーかどうかというのは、このアカウントIDによって紐づけされてるはずなので。
料金等の支払い方法
支払い方法によって手数料が異なります。支払い方法 | 手数料 | |
---|---|---|
クレカ | Visa,Master,JCB,Amex,DinersClub 楽天カードである必要はない | 無料 |
デビットカード | 楽天銀行デビットカード | 無料 |
口座振替 | 楽天銀行 | 無料 |
その他の銀行,信用金庫,信用組合,農協,ゆうちょ | 110円/月 | |
窓口払い | (上記設定がされていない場合) コンビニ,各種金融機関 | 220円/月 |
お勧めなのは、手数料が無料で、利用ごとにポイントがたまるクレジットカードですね。
Webからの契約申し込みフローの中で設定可能なのは、クレジットカード、楽天銀行口座引き落としのみです。
楽天銀行以外の口座引き落としの場合は、別途、楽天ブロードバンドのメンバーズステーション経由での申請が必要となります。
あとから支払い方法を変更する場合も、メンバーステーションから登録できます。
* * *
続きまして、申し込んでから開通日までの流れです。
開通日まで
重要な連絡が入ります。また、必要に応じて機器の準備をしておきましょう。重要な連絡や書類等が来る
申し込み後、次の連絡が入ってきます。- 開通日の連絡(メール)
- 契約内容、アカウントのお知らせ等の重要な書類(郵便)
確認して、大切に保管します。書類は写真を撮って保存しておくのも良いですが、くれぐれもそのままSNSなどには上げないこと!!
特に、「アカウントのお知らせ」には、メンバーステーションのログイン情報、ルーターの設定情報といった大変重要な個人情報が記載されています。
この情報は、開通日だけでなく、後日、ルーターを買い替えた場合や、初期化してしまった場合などに必要となる場合があります。
もし紛失した場合、再発行可能ですが、手数料として500円(税別)が必要となります。
楽天ひかり対応のルーターを準備
IPv6接続を利用するには、クロスパスに対応したルーターである必要があります。私の場合は、これまで使っていたルーターで試してみて、クロスパスを利用してIPv6接続ができました。
これはI.Oデータ製のWN-PL1167EX01という機種で、従来のプロバイダであったぷららから無料レンタルしていたものです。解約時点で返却義務期間(2年)を過ぎてたので返却不要とされたものです。
メーカーの仕様書等には楽天ひかり対応とか、クロスパス対応などと書かれていませんでしたが、DS-Lite方式のIPv4 over IPv6接続が可能となっていたので、ダメ元で試してみたところ、問題なく、繋げることができました。
このあたりの内容は次の章で。
もちろん、そんな面倒なことはよいから、この際、最新式のルーターに買い替えちゃうのも良いでしょう。
楽天ひかりのホームページ(リンク)に、おすすめのルーターがリストアップされています。
手順④ 新しいネットに接続する
開通日になりましたら、新しいネットに接続することができます。しかし・・・
開通後、ネットが突然繋がらなくなった!
開通日以降も、しばらくは前のネットが使える状態になっています。
それにより、「開通日になったから、自動的に新しいネット(楽天ひかり)につながったんだ」と思い込み、新しいネットを使っているつもりで実は古いネットを使い続けるケースがあります。
当然ながら、数日後には古いネットの接続が停止されます。その結果、「ある日突然ネットが繋がらなくなった!!」と、焦る人が続出しているようです。
確かに、楽天ひかりでIPv6が使えるようになっていて、クロスパス方式に対応したルーターであれば、機種によっては自動的に繋がるものがあるようですが・・・
しかし、そうでない機種の場合は、自分でルーターを設定しなければなりません。前の設定のままだと、前のネットの接続が切れてしまうと、ある日突然ネットがつながらなくなっちゃうんですね。
ということもありますので、もし開通日後に突然繋がらなくなっても、慌てず、まずはルーターの設定をチェックしましょう。
マニュアルでルーターを設定する
私の場合、開通当初はまだIPv6接続が有効でなかったので、とりあえず従来の方式であるIPv4で接続するように設定しました。この時、先日郵送で送られてきた、アカウントのお知らせ に記載されている情報が必要になります。
IPv4接続の方法に関しては、以下の記事で詳しくまとめています。
WN-PL1167EX01という機種での設定例ですが、他の機種でも同様な設定方法であるはず。
その後、IPv6が有効になってから、IPv6の設定(ゲートウエイとIPv4 over IPv6方式の設定)をしました。
IPv6接続の方法については、以下の記事で詳しくまとめています。
接続できない場合の問い合わせ先は?
どうしても新しいネットに繋がらない場合は、問い合わせしてみましょう。既に契約中であれば、以下の利用者専用窓口があります。
電話ですと混み合うことが多いですね。もしスマホなど別のネットでつなげることができればチャットも利用可能です。
まとめ
今回は、ドコモ光から楽天ひかりへ、光コラボ事業者変更についてご紹介しました。最後に、注意事項をまとめておきますね。
電話はなかなかつながらない
サポート窓口あるあるですが、電話はなかなか繋がりません。時間に余裕をもって臨みましょう。また、後から掛けなおす必要が無いように、できるだけ質問等をリストアップしておくのが肝要と思います。本記事が参考になれば。
契約書等を手元に
現在の契約書(契約ID、ユーザーID、パスワードなど)を手元に置いて連絡しましょう。もし紛失してしまったなら、再発行手続きができます。その場合、若干の手数料と数日を要する可能性があります。
光コラボ事業者以外への連絡も別途必要になるかも
光コラボ事業者とプロバイダはある程度連携が取れていますが、細かな契約までは分からないこともあります。プロバイダからさらにその先まで確認する必要があるかもしれません。
可能なら、連絡先を紹介してもらいましょう。
「解約」か「事業者変更」か
光コラボ事業者変更の仕組みを使う場合、現在の事業者に申し込むのは「解約」ではありません。「事業者変更」です。確かに事業者変更により、解約にはなりますが、手続きの入り口が異なるということです。解約すれば番号は後から自動で送られてくるのかな~と勘違いして、間違って普通に解約してしまわないでください。
そうなると、次の事業者へのシームレスな引継ぎができなくなり、ネットが使えない期間が生じるなど、面倒なことになります。新しい加入先で乗り換えキャンペーンの適用外となる可能性もあります。
ただ・・・普通に解約と新契約をして、解約月と開通月をずらすことで、月額基本料の二重請求を防ぐという裏技もありなのかなという気もします。個人的にはデメリットの方が大きい気がします。試される方は申し訳ございませが人柱覚悟でお願いいたします。
何かご存じの方、情報頂けるとありがたいです。
事業者変更承諾番号の有効期限の残りについて
番号としては、15日間有効(発行日当日含む)ということになっていますが、次の事業者に連絡する時点で、何日かの残りが必要となります(楽天ひかりの場合は4日以上必要)。15日あるから大丈夫と、ぎりぎりになって新事業者に連絡すると番号の取り直しが必要となるかもしれません。
楽天アカウントが必要
楽天ひかりに申し込む場合、楽天のアカウントが必要になります。なければ新規に取得すればよいのですが、スマホと紐づけしたキャンペーンを適用するには、楽天モバイルに登録した(する)アカウントと一致させる必要があります。* * *
手続き的には、かつてのネット乗り換えよりはだいぶシンプルになったと思います。
とはいえ、実際にやってみると細々したところに落とし穴がありますので、事前に体験談をインプットしておけば、つまらないところで引っかからなくて済むんじゃないかと思います。
今回は以上です。
長い記事になってしまいました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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