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②いよいよIPv6開通!
家族で唯一のドコモユーザーが楽天モバイルに変えたことを機会に、家の光通信をドコモ光から楽天ひかりに「光コラボレーション事業者変更」しました。

ドコモ光(ぷらら)から無償レンタルされたルーターWN-PL1167EX01を使ったIPv6接続までの手順を、次の2つのお話にまとめました。

① とりあえずIPv4でつなぐまで(前回のお話)
② いよいよIPv6でつなぐまで(今回のお話)


前回のお話までに、ルーターWN-PL1167EX01をつかって、とりあえず楽天ひかりにIPv4で接続することができました。

IPv6が有効になるまで、開通から1週間~10日ぐらいと言われていました。

しかし、待てど暮らせどIPv6開通の連絡がきません。

どうなってるの?(゚Д゚;)

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メンバーステーションでIPv6の状況確認

開通から2週間ほどたったので、とりあえず、楽天ブロードバンドのメンバーステーションにログインしてみました。

IPV6使えるか確認する
ん?
IPv6接続(IPoE)が 利用中 になってるぞ…

「お申込みへ」をクリックして中のページを確認してみると、やはり利用できるようになってるみたい。

聞いてないよ!

ルーターのIPv6設定方法

まあ、いいや。

複雑な現代社会、そういうこともあるでしょう。

そういうことなら、いよいよIPv6に接続するステップに入ります。

端末から、ルーター管理画面にアクセス

先日のPPPoE認証方式のIPv4設定の時と同様、ブラウザでルーターの管理画面のurl「http://192.168.0.1」を入力し、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

今度はネットにつながる状態なので、かんたん接続を促す画面ではなく、次のようなトップ画面になり、現在のステータスが表示されました。

インターネット設定

ルーター設定画面のトップ
インターネット設定の接続方法を見ると、PPPoE認証となっているので、IPv4の設定のままです。プロバイダの方でIPv6が有効になったからって、ルーターの設定が自動で変わってたりはしなかったようです。

左のメニューで、「インターネット」をクリックします。


以下のように、先日「かんたん接続」で設定した、接続IDや接続パスワードなどが入っていました。

ルーターのインターネット設定画面
この画面で、以下のように設定を変更していきます。

認証方式(一番上の選択部分)

ここでは、IPv4形式の通信をどのような方式でインターネットにつなげるかを設定します。

PPPoE認証は、従来通りのIPv4ルート(例えるなら一般道)で通すものですが、IPv6が使える場合は、IPv4にIPv6通信の”仮装”をさせてIPoE認証のIPv6ルート(例えるならハイウエイ)を通すことができます。その仮装のしくみを IPv4 over IPv6 と言います。

※ちなみに、IPv6形式の通信は、そのままIPoE認証方式でハイウエイを通っていきます。ネット全体としてみれば、まだまだIPv4形式の通信で動いているアプリケーションが殆どなので、IPv4 over IPv6 のような仕組みが必要なんですね。


IPv4 over IPv6の接続方式にもいろいろあります。楽天ひかりでは DS-Liteという方式 ですので、

IPv4 over IPv6 (DS-Lite)

と設定します。すると、その下の入力項目も切り替わります。

IPv6機能

・ひかり電話を使う場合:DHCPv6-PD
・ひかり電話を使わない場合:IPv6ブリッジ


と設定します。我が家の場合は後者。

AFTRアドレス

NTT網からどのゲートウエイホストを経由してインターネットにつなげるかの設定になります。楽天ひかりが使用するクロスパスの場合は、以下のように設定します。

dgw.xpass.jp

VNE自動切換え

ここではAFTRアドレスが変わったら自動で探して切り替えてくれる、という意味だと思いますが、変更があれば通知がくるはずなので、どちらでも良いような気がします。

とりあえず、有効 と設定しておきました。

AFTRアドレス記入後
「設定」をクリックすると、再起動のメッセージがでます。OKをクリック。

数分で再起動し、IPv6が使えるようになりました~~

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ちゃんとクロスパスIPv6に接続したことを確認

念のため、またまたクロスパス確認サイトで確認します。

IPv6クロスパス使えている
次の3つのポイントをクリアしてますので、IPv6接続OKです!!

  • ホスト名:” ….xps.vectant.ne.jp”
  • IPv6アドレス:アドレスが表示される
  • クロスパス(Xpass):”クロスパス可変サービス利用中”となっている

もしIPv6接続が確認できなかったら

IPv4では繋がっていたのに、IPv6での接続がうまくいかない場合は以下の点をチェックします。

  • メンバーステーションでIPv6が利用中になっているか確認
  • 端末(PC)のネットワーク設定でIPv6のオプションにチェックが入っているか確認
  • ルーターの設定内容が正しいか確認
  • ONUやルーターを再起動してみる
  • 端末(PCなど)を再起動してみる

これでもだめなら、以下に問い合わせしましょう。

※楽天ひかりのカスタマーセンター
 受付時間:9:00~18:00(年中無休)
 電話番号:0120-987-300


インターネットの速度を計測してみた

「インターネット速度」でググると、googleの速度測定のサイトが一番上にでてきますので、それで測定してみました。

金曜日の19時ごろの結果です。一日のうちで、ネットが混雑し始める時間帯です。

■ IPv4(PPPoE認証)で接続した時の速度:
IPv4でのインターネット速度
■ IPv6(IPv4 over IPv6認証)で接続した時:
IPv6開通後のインターネット速度
測定するごとに多少はばらつきますが、だいたい上の値が代表的な結果でした。

確かにIPv6にした方が速度は改善されています。特にレイテンシはだいぶ違いますね。

とはいえ、正直申しまして、大差はなく、やや期待外れな結果・・・


しかしながら、この後いろいろあって、最終的に400Mbps越えの結果を出せるようになったので、現在は快適に使えています。
(光通信高速化の詳細は別記事で・・・)

最後に

楽天モバイルユーザーなら、楽天ひかりにすると月額基本料が1年間タダになります!!これは大きいですよ~

携帯が楽天モバイルなら、家ネットも楽天ひかりがおすすめです。



そんな甘いキャンペーンに乗っかりまして、今回、光コラボ事業者変更を行いました。

正直、いろいろ面倒なこともありましたが、現在は満足しています。


今回の記事では、備忘録がてら、楽天ひかりでは正式に推奨されていない、ぷららで貸与されていたルータ WN-PL1167EX01 でも、楽天ひかりのIPv6接続(クロスパス方式)ができたことをまとめました。

最新のルーターではありません。有線LANが100Mbps というのも残念なシロモノですが、無線であれば867Mbps(5GHz)+300Mbps(2.4GHz)もあり、とりあえずはこれで十分です。元気なうちはこのまま使わせて頂こうと思います。



今回のお話は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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